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12月05日-02号

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  1. 本宮市議会 2022-12-05
    12月05日-02号


    取得元: 本宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    令和 4年 12月 定例会(第6回)          令和4年第6回本宮市議会定例会会議録(第5日目)◯議事日程(第2号)                    令和4年12月5日(月)午前10時開議日程第1 一般質問◯本日の会議に付した事件  議事日程に同じ◯出席議員(17名)     1番  磯松俊彦君      2番  根本利信君     3番  遠藤初実君      4番  馬場亨守君     5番  菊田広嗣君      7番  石橋今朝夫君     8番  三瓶幹夫君      9番  菅野健治君    11番  円谷長作君     12番  渡辺秀雄君    13番  川名順子君     14番  渡辺由紀雄君    15番  伊藤隆一君     16番  作田 博君    17番  渡辺忠夫君     18番  国分勝広君    20番  三瓶裕司◯欠席議員(3名)     6番  斎藤雅彦君     10番  橋本善壽君    19番  渡辺善元君◯説明のため出席した者  市長       高松義行君   副市長      渡辺正博君  教育長      松井義孝君   総務政策部長   荒川貞伸君  財務部長     松野義則君   市民部長     馬場広元君  保健福祉部長   佐藤一彦君   産業部長     渡辺清文君  建設部長     永田達也君   会計管理者    遠藤敦子君  教育部長     菅野安彦君   総務政策部次長兼総務課長                            本多光雄君  総務政策部次長秘書広報課長   財務部次長兼財政課長           野々村知賀子君          平野 智君  市民部次長生活環境課長     建設部次長兼建設課長           遠藤勝夫君            渡辺忠一君  建設部次長都市整備課長     教育部次長兼生涯学習センター長           八木一志君            根本享史君  教育部次長幼保学校課長           川名美和子◯事務局職員出席者  議会事務局長   国分孝寿    副主幹兼議事総務係長                            根本寛子  主査       新保美幸    副主査      渡邉亮太  書記       小石澤佑樹 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(三瓶裕司君) 出席議員が定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまより本日の会議を開きます。 本日の欠席の通告は、6番、斎藤雅彦君、10番、橋本善壽君、19番、渡辺善元君であります。-----------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(三瓶裕司君) 会議録署名議員は、前回同様   7番 石橋今朝夫君  12番 渡辺秀雄君 を指名いたします。----------------------------------- △諸報告 ○議長(三瓶裕司君) 会議に先立ち、議長より申し上げます。 福島民報社、福島民友新聞社、FM Mot.Comもとみやより、本日の会議取材のため録音、撮影等の許可申出があり、本宮市議会傍聴規則第8条の規定に基づき、これを許可いたしましたので、ご了承願います。 また、広報広聴委員長より、広報紙編集のため写真撮影の申出があり、これを許可いたしましたので、同じくご了承願います。 次に、市長より報告があります。 市長。     〔市長 高松義行君 登壇〕 ◎市長(高松義行君) おはようございます。 私と副市長が本日より本会議に出席をさせていただくこととなります。 先月の27日に新型コロナウイルス陽性と診断されました。お互い二人の行動履歴を考えてみましても、感染経路は定かではありませんが、一緒だとは考えにくい状況にあるというふうに考えておるところであります。7日間の自宅待機期間を経て、昨日より公務に復帰をいたしました。 市民の皆様をはじめ、議会の皆様に大変ご迷惑とご心配をおかけいたしました。大変申し訳ございませんでした。この間、議員の皆様、そして職員の皆様方にフォローをしていただきましたこと、心より感謝を申し上げたいと思います。誠にありがとうございます。 感染経路、副市長も私も全く不明でありますし、二人ともほとんど無症状というふうな状況でありました。このような状況であります。いつ、誰が感染してもおかしくないという状況でありますが、改めまして、市一丸となってコロナウイルスの感染予防を徹底し、感染者の減少に努めてまいりたいと思っております。どうぞご協力のほどよろしくお願いを申し上げます。 議会初日、欠席をせざるを得なくなってしまいました。ご理解をいただきまして、日程どおり進めていただきましたこと、本当に心から感謝を申し上げますとともに、日頃より自らのケアに十分心がけて、市民の皆様方の負託に応えられるよう頑張ってまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。 大変ご迷惑をおかけいたしました。今日からよろしくお願い申し上げます。----------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(三瓶裕司君) それでは、日程に従いまして一般質問を行います。 なお、本定例会においては、さきに議会運営委員会において協議し、一般質問は、議席において発言することといたしました。また、発言時間は、議会の運営に関する基準第86の規定により30分以内となっておりますので、ご了承願います。 それでは、通告順に一般質問を許します。-----------------------------------菊田広嗣君 ○議長(三瓶裕司君) 通告1番、議席5番、菊田広嗣君一般質問を許します。 5番、菊田広嗣君。 ◆5番(菊田広嗣君) 議席5番、志誠会の菊田広嗣です。 議長の許可を得ましたので、事前の通告に従いまして、質問をいたします。 大項目1、ゼロカーボンシティ実現に向けての方策について質問をいたします。 本市は、2021年に本宮市2050ゼロカーボンシティを宣言いたしました。また、政府の骨太の方針でも、2021年のグリーン社会の実現、それに引き続き、さらに2022年の骨太の方針にはグリーントランスフォーメーション(GX)への投資が入れ込まれ、ゼロカーボンを推進するこの動きは、今後ますます加速していくものだと思われます。 そこで、まず、中項目の1、本宮市2050ゼロカーボンシティを宣言してから現在までの進捗をお伺いいたします。 まず初めに、ゼロカーボンシティ宣言後に、推進のために行ってきたことについてお聞かせください。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部長。 ◎市民部長馬場広元君) 宣言後に行ったことにつきましては、まず、市内の企業の皆様とパネルディスカッションを開催しまして、情報交換などを行いながら連携強化を図ってまいりました。また、市民の皆様への啓発を行ってまいりました。 市民の皆様への主な啓発内容といたしましては、オリジナルマイバッグを配布しながら、レジ袋の削減の呼びかけ、このほかにもクールシェアスポット、ライトダウン運動などの節電をお願いしまして、クールチョイス運動を展開してきたところでございます。 また、事業関係でございますが、宣言前から行っておりましたが、太陽光発電設備、この補助メニューに新たに蓄電池とV2Hを加えております。また、生ごみ処理機の購入補助も行っておるという状況でございます。 さらに、市役所内の取組といたしまして、電気自動車の導入、また急速充電設備などのハード面、こちらのほうに加えましてウェブ会議なども行いまして、ペーパーレスのほうにも取り組んでおるということでございます。また、若手職員のアイデアを生かせますように、庁内のワーキンググループを立ち上げまして、全庁挙げて推進を図っているというところでございます。 ○議長(三瓶裕司君) 5番、菊田広嗣君。 ◆5番(菊田広嗣君) 非常に多岐にわたって様々な事業を実施されているなというふうに思うんですけれども、今、部長のほうからもご答弁ございました中の一つに、市民の皆さんへの啓発というものがございました。 私も、ゼロカーボンを推進していくためには、市としての事業や企業の皆さんとの協力体制とか、あと太陽光発電設備とかの補助、そういったことも非常に大事だとは思うんですけれども、まずは、何よりも市民の皆さん一人一人の意識が非常に大事だと感じております。 そこで、そのような市民の皆様お一人お一人の意識醸成意識啓発というものの必要性について、どのように考えておられるのかお聞かせください。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部長。 ◎市民部長馬場広元君) ゼロカーボン、これを実現していくには、市民の皆様お一人お一人の意識、非常に大事でありますし、意識の醸成、これは非常に重要だというふうに捉えてございます。 ゼロカーボンの実現、これは、できる人だけが行うというものではなくて、皆さんで取り組める社会、これを形成していくということが必要だと思いますし、そのためには生活の基盤を維持しながら、できることから少しずつ定着していくということが重要だというふうに考えてございます。市民の皆様の意識が前向きになることで、ゼロカーボンの取組、こういった機運が高まっていくものというふうに思っております。 このためには、やはり市が、あらゆる機会で、各種施策を通して市民の皆様のご理解をいただく努力をしながら、意識の醸成を図ってまいりたいというふうに考えてございます。
    ○議長(三瓶裕司君) 5番、菊田広嗣君。 ◆5番(菊田広嗣君) 意識の醸成、環境意識の向上について非常に重要視されているということで、安心いたしました。 今の時代、無理をして環境意識を醸成するんではなくて、環境意識とかそういうゼロカーボンに対しての取組をすると、自分自身にも何かいろいろ得といいますか、こういうふうに改善されて、いいことがあるんだよみたいなのが今結構行政の上で主流となっておりますので、そのような意識を持っていただければなというふうに思っておりますけれども、そのために、一人一人の意識醸成環境意識の向上に向けて、今まではエコバッグとかやられているわけなんですけれども、さらなる意識の向上に向けて、考えられている事業がありましたらお聞かせください。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部長。 ◎市民部長馬場広元君) ゼロカーボン、こういったもの、理解を深めていただく取組といたしましては、先ほどご説明申し上げました太陽光発電設備などのこういった補助メニューを活用していただくこと、また市の広報紙、ホームページ、SNSなどの情報発信、さらには出前講座やクールチョイス運動などの啓発活動を行っておりますので、今後も継続してまいりたいというふうに考えておりますし、また、これらのステップアップを図ってまいりたいというふうに思っております。 このほかにも、現在、市内の事業者様によります水素ステーションの計画がされておりますけれども、この水素エネルギーの普及に向けて、事業者の皆さんや国・県などの関係機関と連携を図りながら、市民の皆様の意識醸成環境意識の向上に向けた取組を展開していきたいというふうに考えてございます。 ○議長(三瓶裕司君) 5番、菊田広嗣君。 ◆5番(菊田広嗣君) 例えば、今お話しいただきましたような水素ステーションについては、もちろんすばらしいことなんですけれども、そこをどう市民の皆さんの意識醸成につなげていくかって、なかなか結構難しい部分だとは思うんですけれども、ちゃんと考えれば、きっといい連携の仕方というのはあると思いますので、そのような形で意識醸成をどのように達成していくか、これ本当に非常に正解がなかなか見つからないのが現状だと思っておりますし、暗中模索していくしかないような状況だとは思いますけれども、意識の定着というものを意識したようなことをぜひやっていただきたいなというふうに思っております。 そこで、あとはこちら後から関連していきますので、次の中項目2、年次ごとの達成目標についてに移ります。 市のホームページには、「2050年までにCO2排出量実質ゼロにすることを目標に、市民の皆様や市内企業の方々と想いを一つにしながら、一人ひとりが行う小さな取組から皆様と協力し合う大きなチャレンジに至るまで、ロードマップを立て、脱炭素社会の実現に努めていきます」とあります。ロードマップを作成するに当たって大事なのは、タイミングごとにどのような指標を立てて、その達成度を図っていくかということだと思っております。 そこで、まず現在、ロードマップはどのようになっているのか、また、どのような指標で達成度をはかっていくおつもりなのかをお聞きいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部長。 ◎市民部長馬場広元君) まず、ロードマップの作成状況でございますけれども、これまで、市内のCO2の排出量、またエネルギーの転換の推移などの基礎調査は完了してございます。 現在進めている作業といたしましては、産業、運輸、家庭などの各部門、これらの特性に応じまして、どのような取組が効果的なのか、2050年までの約10年スパン、こちらを3段階のイメージで、これらの方策と段階的な目標の検討を行っているというふうな状況でございます。 ロードマップの指標でございますけれども、エネルギーの指標には専門的なものが多くございます。これらを単に用いてしまいますと、市民の皆さんが分かりづらさを感じましたり、また効果を確認しづらいといったことが生じてしまう予想がされますので、分かりやすい表現、また実践に対する効果が目で分かるような工夫をしながら、作成していきたいというふうに考えてございます。 ○議長(三瓶裕司君) 5番、菊田広嗣君。 ◆5番(菊田広嗣君) 今、10年スパンというようなお話も出ましたけれども、2050年度が目標年度とはなっておりますけれども、全体のロードマップができましたら、ぜひ毎回、年次ごとに、ある程度の達成目標を設定して、毎年もしくは二、三年に一回でもいいんですけれども、少し短いスパンでチェックしていくような手法も併せて必要になってくるかと思うんですけれども、そのあたり、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部長。 ◎市民部長馬場広元君) 全ての家庭、企業の取組、またエネルギーの消費量を全て把握するというふうなことは、まず難しいのではないかなというふうに思ってございます。 目標を達成したかどうか、把握は必要ということは考えておりますので、基準年度を設けるなどいたしまして、アンケートを実施していくというふうな方法も考えられます。また、このほかにも、市の補助制度の利用推移、あとクリーンセンター処理データ、こういったものを用いながら進捗状況に反映するなど考えていきまして、できるだけ短いサイクルで成果を確認したいというふうな方策も検討していきたいというふうに考えております。 年次また月次といった単位での進捗状況を把握していく場合には、どのような手法がいいのか、先進事例の調査も含めて、今後の課題としていきたいというふうに考えてございます。 ○議長(三瓶裕司君) 5番、菊田広嗣君。 ◆5番(菊田広嗣君) こちら、毎年とか、ある程度短いスパンでチェックしていかなくてはいけないという質問に対してなんですけれども、こちら、要するに、これは大項目の2のほうでちょっと関連してくるので、あまりここでは申しませんけれども、目標を設定することによって、その目標にももちろん達成したほうがいいんですけれども、そこにちゃんとコミットしていく意識というものも非常に大事だと思っておりますので、そういった意味で、やはり10年後とか10年スパンではなくて、毎年、どこまで、どういうふうにしたかという目標達成って非常に大事だとまず思っているので、今お聞きしました。 また、先ほど、どのような指標ではかっていくのかというふうに申し上げましたけれども、ゼロカーボンカーボンニュートラルを達成するために一番大事なことは、先ほども申しましたように、一人一人のまずは意識であるというふうに考えております。そして、一番時間がかかって、一番早く取り組まなくてはいけなくて、一番効果が見えづらいというものも、これは、一人一人を意識を変えていくということになってくると思います。 そこで、非常にこれもはかるのが難しいことではありますけれども、環境意識の定着度のようなものをできれば設定したほうがいいかなというふうに考えているんですけれども、お考えをお聞かせください。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部長。 ◎市民部長馬場広元君) 定着度でございますが、こういったことで事業を進めていくということは、非常に重要だというふうに認識をしてございます。 定着度の設定というものは、非常に難しいものがあるのかなと捉えておりますが、全ての市民の皆さんに環境の問題に対する意識を深めていただきたいと思っておりますので、どこにポイントを置いて設定していくかということも、今後の課題であると思っております。しかしながら、環境意識の変化というのは把握していかなければならないというふうに考えておりますので、定期的なアンケート調査などを行っていきながら、意識の定着度について把握をしていきたいというふうに思ってございます。 ○議長(三瓶裕司君) 5番、菊田広嗣君。 ◆5番(菊田広嗣君) 意識アンケートだけではなくて、例えば、これも次の中項目の3に入ってくるんですけれども、二酸化炭素排出量を削減するような設備とか取組をしている一般家庭を指標に例えばしていただく、それをもって定着が進んでいるというやり方とか、総合的にそういったこともできると思いますので、ぜひそういったところも意識しながらやっていただければというふうに思っております。 では、中項目の3、ゼロカーボン達成に係る補助等追加の考えはに移ります。 今までの質問で、ゼロカーボン達成に必要なのは、何度も申しておりますけれども、一人一人の意識醸成環境意識の向上、意識変革というようなお話をさせていただきました。 そこで、意識変革意識醸成という面においてお聞きいたします。 最初に、どのような取組をされているのかというような質問のお答えに、例えば太陽光発電設備の設置補助がございましたけれども、この補助の目的を改めていま一度お聞かせいただければと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部長。 ◎市民部長馬場広元君) この補助につきましては、まず、地球温暖化対策の一環といたしまして、新エネルギーの普及を積極的に支援するということで創設をしたものでございます。 また、ゼロカーボンシティの宣言後でございますが、さらなるゼロカーボンの推進と、あとは自立分散型エネルギー社会の実現に向け、支援の拡充、そういったものを図りながら取り組んでいるというところでございます。この補助制度を通しまして、市民の皆様の環境問題に対する意識の向上、また意識の醸成につながることを期待して事業を進めているというところでございます。 ○議長(三瓶裕司君) 5番、菊田広嗣君。 ◆5番(菊田広嗣君) 私も、この事業の大事な点は、最初の目的というものが自分の家の電気代が安くなるとかそういった意識だったとしても、結果的に一人一人が自ら主体的にゼロカーボンに向けての行動を結果としてきちんとしていると、一人一人がそういった行動を積み重ねることができる、それによって、意識は後からではないですけれども、ついてくるようなことも可能であるということが、この事業の非常に大事な点だと思っております。 そこで、意識をしていただく上で、ほかの補助もあると、より意識醸成に役立つような効果があるんじゃないかなというふうに考えております。例えば、地中熱等を活用するシステムなんかですと、これは最近非常に安価になりまして、節電効果も高く、直接、地中熱システムそのものが発電をするわけではないんですけれども、結果として、それによって電気の使用量を抑えることによって、温室効果ガスの排出量を減らすことができます。 このようなシステムに関しても、温室効果ガス、CO2の排出量の削減率を換算して補助を出すなど、そのようなシステムに対しての補助を出すなどすると、意識醸成にも非常に有用だというふうに考えるんですけれども、お考えをお聞かせください。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部長。 ◎市民部長馬場広元君) まず、ゼロカーボン、この社会をつくっていくためには、太陽光発電などの再生エネルギー、また、このほかにも新たなエネルギーの活用・普及を図っていくということが必要だと思ってございます。 地中熱でございますけれども、初期の導入費用、これにつきましては他のシステムよりもかかるというふうに思いますけれども、ランニングコストの面におきましては非常に有利であるというふうに考えております。今後、化石燃料に代わる新エネルギーとして、間違いなく期待されてくるものというふうに捉えておりますし、選択肢の一つであるというふうにも思ってございます。 また、これまでの発電能力を単位といたしました補助を行うという形が一般的ではございましたが、設備の導入によって、実際どのくらいCO2の削減に貢献しているか、こういったものが分かりやすい、今議員おっしゃいました温室効果ガス削減率換算方式といったものがございます。こういうのを用いるのも利用促進には有効ではないかというふうに考えております。 様々な分野で、日々、エネルギーの研究また開発が進められておりますので、今後もご提案をいただければありがたいというふうに思ってございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 5番、菊田広嗣君。 ◆5番(菊田広嗣君) 以前も、私一般質問で申し上げさせていただきましたけれども、「この地球は、先祖から受け継いだものでもなく、親から受け継いだものでもない。未来の子どもたちから借りているのだ」という言葉がございます。まさに、未来から今お借りしているこの地球をよりよい状態で次の世代にお返ししていくためにも、一人一人の意識をまずは変えていくことが一番必要なことなのではないかなというふうに思っております。 ある意味、意識を変える。先ほどの指標もそうなんですけれども、意識って一番数値化しづらくて、非常に大変なことだとは思うんですけれども、意識を変える手助け、市民の皆さんに対しての、意識を変える、意識醸成を意識したロードマップの作成や事業構築をしていただければというふうに思います。 では、次に、大項目2、目的と手法を意識した事業構築についてに移ります。 まず、中項目1、手法が目的化している事業についての質問をいたします。 前回、9月定例会の総括質疑の中で、施策評価の在り方について、例えば相談業務施策評価だと、相談業務の回数で評価しているものがあると評価は上がってしまうが、相談業務が多いのはよいことではない。このようなものに関しては、当初決めた物差しにこだわらず、適正な評価ができる物差しを恐れずにつくっていくべきだという答弁がございました。 私自身、成果報告書など、これは施策評価ではなくて決算の成果報告書などを見る際も、どの数字がどうだったかより、目的は一体何であって、その目的を達成するためにはどのような手法を使ったのか、その手法を使った結果はどうだったのかということをよく考えて見るようにしております。 そこで、まず、施策評価だけですと、なかなかちょっと範囲が広くて大きくなってしまいますので、成果報告書にあるような個別の市の事業も含めた上で、目標達成度によって手法を検討せずに、目標を達成したから継続しようとか、目標を達成していないからちょっと手法を変えてみようとかということをせずに、前年踏襲でただ行っている、目標が去年と同じことをやるという、まさに手法が目的化してしまっているような事業があるように私は感じるんですけれども、市の見解はいかがでしょうか。 もちろん、施設管理とか維持することそのものが目的なものもございますので、そういったものは除外していただいて結構なんですけれども、ほかにそういった事業はあるというふうにお考えなのかお聞きいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 総務政策部長。 ◎総務政策部長(荒川貞伸君) 議員のご指摘はあるというふうに捉えてございます。市が行います各事業につきまして、時代の変化とともに変容する市民の皆様のニーズを的確に捉えること、これが重要であるというふうに考えてございます。 毎年の予算編成時におきまして、スクラップ・アンド・ビルドの考え方の下に予算を計上し、しっかりと事業の検証を行うとともに、前例踏襲をしないということを大前提として、様々な事業に取り組んでおるところではございますが、結果として、前年度と同様の事業内容であったり、目標意識が低いというふうに感じる事業が散見されておるところであるというふうに捉えております。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 5番、菊田広嗣君。 ◆5番(菊田広嗣君) そうですね、私も幾つかあるというふうには考えているんですけれども、例として、少し分かりやすいような例を、事業の考え方についてお聞きしてみたいというふうに思います。 まず、これ例えばですけれども、選挙の啓蒙のための事業。こちら毎年行っていると思うんですけれども、選挙啓蒙事業ですね。こちらの目的と目指すべきビジョンというものは何なのでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 総務政策部長。 ◎総務政策部長(荒川貞伸君) 選挙啓蒙の目的と目指すべきビジョンについてでございますが、令和3年度決算資料、成果報告書におきまして、選挙啓発の事業の意図として、市民の選挙に対する関心を高め、投票率を向上させると記載してございます。 選挙は、国民が政治に参加する最大の機会でございまして、民主主義を支える重要な制度でございます。選挙制度への理解と選挙に対する関心を、将来有権者となります中学生などの未成年者や有権者に対し、高めていただくことを目的に、そして選挙に積極的に参加していただき、選挙が正しく、公明かつ適正に行われ、全ての有権者の皆さんに投票していただくことが目指すべきビジョンと考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 5番、菊田広嗣君。 ◆5番(菊田広嗣君) 今お聞きしたビジョンというものを前提にお話をさせていただきますが、選挙啓蒙の事業で行っていることは何かといいますと、成果報告書を見る限りですと、学校の生徒会の投票選挙に投票箱を貸し出しているというのが、この前の成果報告書だと、たしか2件ぐらいと、あとポスターコンクールをされているということなんですけれども、政治参画意識の醸成、さらには今おっしゃった掲げるビジョンに近づくという点で、こちらは、ポスターはそこそこあると思うんですけれども、投票箱を貸します、投票箱を貸したことによって、生徒が、投票箱を貸したことって、何か意味がどこにあるのかなというふうに思うんですけれども、効果が上がっていると、選挙啓蒙、しかも市民の皆さん、未成年者とか18歳選挙権だけではなくて、選挙の、皆さんに対してと、先ほど目的としておっしゃっていましたけれども、そういった意味で効果が上がっているというふうに思われているのかをお聞きいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 総務政策部長。 ◎総務政策部長(荒川貞伸君) 選挙啓蒙に対する取組に対しての評価の考えでございますが、まず、将来の有権者である生徒や児童の皆さんに、生徒会役員選挙で、実際に使用します投票箱や記載台を貸し出し、実際に利用していただくことで、選挙を身近なことと感じていただくこと、また、明るい選挙に関心を持ってもらうことを目的に、明るい選挙啓発ポスターコンクール事業に取り組んでおります。 これらの取組については、選挙に対する啓蒙の一つとして、児童・生徒への効果はあるかというふうに考えております。しかし、議員おただしの政治参画意識の醸成やビジョンに近づくという点におきましての効果については、難しいかなというふうに考えております。さらなる取組として、例えば小・中学校と連携した選挙出前講座の開設など、検討が必要ではないかというふうには考えておるところでございます。 ○議長(三瓶裕司君) 5番、菊田広嗣君。 ◆5番(菊田広嗣君) 私の今回の質問は、あくまでも事業に対して、目的に対して、手法がきちんとコミットしているものかどうかを考えたほうがいいというような趣旨の質問なので、この事業に対しては細かくそんなに質問はいたしませんけれども、やはり今ご答弁ございましたように、そういった、なかなかちょっと効果がある程度上がっている部分とそうではない部分というものは、やはり存在しているかなというふうにまず思っております。 2つ目の例でございますけれども、こちらもちょっと私、気にして見ていたんですけれども、食べて。シェアして。おいしい もとみや応援プロジェクトというものがございました。これ、まゆみちゃんプロジェクトの一環だったと思うんですけれども、こちらも以前、全員協議会で議題に上がった際に、本宮市産の農産物の購買につなげるというようなお話がありまして、その上で、ただシェアしただけで、それを結局、じゃ、この野菜いいな、買おうかなと言ったときに、買うシステムがないので、そのあたりどうなんですかというお話をしたときに、そのようなシステム、仕組みというのもつくっていったり、そういったことも考えていかなければならないと思っているというような答弁をいただいた覚えがあるんですけれども、こちらの目的とビジョンというようなものは達成されたのでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 総務政策部長。 ◎総務政策部長(荒川貞伸君) 昨年実施いたしました食べて。シェアして。おいしいもとみや応援プロジェクト、これには2つの事業目的がございました。1つは、農産物のPR、もう一つは、まゆみちゃん交流プロジェクトを使った関係人口の創出によります情報発信力の強化でございます。 目指すビジョンといたしましては、オンライン交流会を通じた情報拡散によりまして、生産者と消費者のつながりを醸成することで、市内産の農産物の販路拡大につなげていきたいということを目指すビジョンとしておりました。 結果でございますが、まず、まゆみちゃんの会員数が102名増加いたしまして、今年の1月時点の数字でございますが、1,870名となってございます。また、SNSでの投稿数が310件以上、またそれによりまして、いいねというふうな数が5,256件以上あったところでございます。さらに、市内産の米や三五八などへの新規の顧客というものがあったというふうなことは、事業者の方々からお聞きしております。また、数は少ないんですけれども、リピーターと言われる方が4件確認されておるということがございます。 目指すビジョンが達成されたというまでは言えておらないというふうに感じてございますが、今後の試金石になったんではないかというふうには考えておるところでございます。 ○議長(三瓶裕司君) 5番、菊田広嗣君。 ◆5番(菊田広嗣君) あくまでも、今、私が2件についてお聞きしましたのは、これら事業そのものについて、いい悪いとかではなくて、事業の、1つは、ビジョンというものが何で、それに向かってちゃんと手法というものをコミットしているのかなという部分と、事業の評価や報告がどのようになされているかという点で質問しました。 今、例えば、総務政策部長のほうから、食べて。シェアして。おいしいもとみや応援プロジェクトの結果とかをお伺いしたんですけれども、それも成果報告書を読んでみると、リピーターが創出された、何とかできたしか書いていないんですよ、成果報告として。これって成果報告になっているのかなと思うところもありまして、これはあくまでも次の項目でやりますけれども、例えば、成果報告書とかを見ると特にそうなんですけれども、何々をやりましたという記載はあるんですけれども、やりましただけで、目的に対してどうだったかの記載が全くないとか、そういうものも見受けられます。 これでは、実際は目的をしっかりと見据えていらっしゃると思うんですけれども、それでもそれだけを見てしまうと、手法が目的化している、やること自体に意味があるみたいな状況になってしまっているというふうに思われても仕方ないのかなというふうに思っております。何々をやりましたという事後報告のような成果報告ではなくて、この目的に対してこういう手法を使った結果、こういう効果が生まれましたと書くのが、やはり報告として大事だと思っております。手法が目的化して、やること自体が目的になってしまっている事業を、どのようにして目的にしっかりとコミットしていくものに改善していくかが今後の課題と私は考えております。 それらの事案についてなんですけれども、会議などで検討したり、これをもうちょっとこういうふうにちゃんと直したほうがいいんじゃないかなどと意見を聞く機会があるのでしょうか、お聞かせください。 ○議長(三瓶裕司君) 総務政策部長。 ◎総務政策部長(荒川貞伸君) 改善に向けまして、今、庁内で、担当部局のほうで検討しているところでございますが、また、改善に向けての会議といたしまして、施策評価につきましては、外部委員の皆様から成ります本宮市地域創生有識者会議というものを2回開催させていただいております。また、庁内の係長級で構成しておりますワークショップ、これを総合計画の分野ごとに5回開催しているところでございます。 ○議長(三瓶裕司君) 5番、菊田広嗣君。 ◆5番(菊田広嗣君) では、次に、関連しますので、このまま中項目2、施策評価基準の見直し方法に移ります。 大項目2の冒頭にお話しいたしましたけれども、9月定例会の総括質疑において、当初決めた物差しにこだわらず、適正な評価ができる物差しを恐れずにつくっていくべきだと答弁がございました。こちらも施策評価基準と題しておりますが、考え方としては共通しておりますので、施策評価基準だけではなくて、決算の成果報告の在り方等も含めてお聞きしたいと思います。 施策評価や決算成果報告など、今後どのようにしていくべきと考えておられるのか、そのお考えをお聞きいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 総務政策部長。 ◎総務政策部長(荒川貞伸君) 施策評価の今後の考え方でございますが、前例踏襲ということではなく、実態に沿った評価方法の確立というものが必要であろうというふうに考えております。ルールに基づきまして評価した結果が現状と乖離する場合には、見直しを行ってまいりたいと考えております。さらに、新型コロナウイルス感染症など特殊事情の影響を受けた事業についての評価方法、これの確立が必要とも考えております。 成果報告書につきましても、事業の手法が目的化している部分につきまして、事業目的の明確化というものを図ってまいりたいと考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 5番、菊田広嗣君。 ◆5番(菊田広嗣君) これは、例えば施策評価ではなくて、成果報告書の話になりますけれども、さっきから何度も同じようなことをお話しさせていただいていますけれども、例えば先ほどの中項目の1で上げた選挙啓蒙の事業ですけれども、記載が投票箱を貸し出した、ポスターコンクールを開催しただけなんですね、成果報告書。なので、これは、成果報告には厳密にはなっていないなというふうに私は思っておりまして、これはあくまでも、何度もそこばかり出して申し訳ないんですけれども、あくまで一例なんですけれども、成果報告は、目的にどれだけ近づいたかで、施策評価のほうについては、判断する、まず数値の基準が適正であるかどうかが非常に大事だというふうに考えております。 では、そのために、どのような方法で見直しをしていくべきとお考えなのかお聞かせください。 ○議長(三瓶裕司君) 総務政策部長。 ◎総務政策部長(荒川貞伸君) 現在、来年度の評価に向けまして、評価指標、それから目標値の設置見直しも含めまして、適正な評価方法につきまして検討しているところでございます。また、成果報告書につきましても、どのように見直しを図れば、市民の皆様に分かりやすくなるかということを内部で検討している段階でございます。 今後とも、議員の皆様からもご意見をいただきながら進めてまいりたいと考えております。 なお、改善に向けましては、やはり事業目的と効果を明確化していく、そういったことを職員の意識の共有を図りながら進めることが重要であると考えておりますので、職員向けに毎年開催しております施策評価の説明会や予算編成説明会などで、研修の機会を設けるなど、さらなる職員の育成、それから意識の改革に取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 5番、菊田広嗣君。 ◆5番(菊田広嗣君) 先ほど、中項目の1の最後に、そうやって意見を聞く機会はあるのでしょうかというふうにお聞きしましたけれども、職員の皆さんの職分とか職域というものを越えた匿名のアンケートというのも、やはりもしかしたら気を遣ってしまったりすることもあるかもしれないので、非常に効果があると思うんですけれども、そのような事業の在り方、この事業はどういうふうに思いますかとか、そういったアンケートなどはされるような予定はないのでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 総務政策部長。 ◎総務政策部長(荒川貞伸君) 現在、改善につきましては協議中でございますが、今議員おっしゃったように、他部署の職員からの提案というものもいただきながら、実効性のある業務改善を図ってまいりたいと考えております。匿名によるアンケートというものも、その一つの手法であるのかなというふうに捉えておりますので、その中の検討に加えてまいりたいと考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 5番、菊田広嗣君。 ◆5番(菊田広嗣君) それも一例にはすぎませんけれども、ぜひそのようなリサーチというものもしていただければ、いいのかなというふうに考えております。 もし、これ、やる場合にも、普通に部署ごとに集めたりすると、どうしてもちょっと見られる怖さというかそういったものが、ちょっと細かい話になってしまうんですけれども出てくると思うので、ぜひ何か箱などを設置して、そこに無記名でばんばん入れていただくようなものが、一番実質に近いような意見というものが集約できるのかなというふうに考えておりますので、アンケートをやるだけではなくて、やり方というものにも適正な意見、数値を集めるにはどうしたらいいかということを考えながら、工夫をいただければというふうに考えております。 それでは、最後に、確認の意味でお聞きいたします。 今まで、大項目2で施策評価基準、または決算成果報告書の質問に関して、いろいろ質問をしてまいりましたけれども、こちら、改善をしなければいけないと思っていただけたとしまして、改善をする目的、なぜ改善をするのか、その目的、ビジョンというものは何だと考えていらっしゃいますでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 総務政策部長。 ◎総務政策部長(荒川貞伸君) 成果報告書や行政の施策評価、これは市民の皆様に分かりやすく情報を提供させていただきまして、市民の皆様との情報の共有化を図ることによりまして、説明責任を果たし、結果を次年度の事業構築並びに予算編成に反映させていくということで、その事業成果と効果が最終的には本宮市の住みやすさ、あるいは良質な市民サービスにつなげていくこと、これは最終的が目的であるというふうに考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 5番、菊田広嗣君。 ◆5番(菊田広嗣君) あるところで私、目的は普遍、されど手段は可変であるべきというふうに聞いたことがあります。目的のゴールさえきちんと固定されていれば、そこにたどり着くための道筋というものはいろんな方法があって、よりよいやり方というものを目的によって変えていくというのが一番いい姿かなというふうに考えております。 決算や総括、あと成果報告等を作成する、よく世間でもそうですけれども、作成する意味は、こちらは、まず、よかった部分はよりよく、うまくいかなかった部分や目的に達しなかった部分は、しっかりと事実を受け止め、その反省を生かし、手法を改善、ブラッシュアップして、次の年度に改善したものを持って一歩進んだ状態で、一歩いい状態から次の年度が始められるということが、そういう成果報告とか決算とか総括をきちんとする意味の一つだと、また私は思っております。 また、さらに言えば、先ほど部長のほうからもありましたけれども、職員の皆さんの意識の共有ですかね、目的と手法を明確にすることによって、今後、職員の皆様の意識が、きちんと目的はこれで、そのための手法はこうだったけれどもこの手法でよかったのか、というようなロジカルな考え方ができるように、ますます大きな効果を持ってなしていけるというふうに考えております。 それが継続されることによって、結果として市の発展につながり、県内幸福度1位の市として、さらなる幸福度の上昇を目指していただくことをご期待申し上げまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(三瓶裕司君) 5番、菊田広嗣君一般質問を終わることにいたします。 暫時休憩いたします。 再開は11時といたします。 △休憩 午前10時47分 △再開 午前10時59分 ○議長(三瓶裕司君) 休憩前に引き続き会議を行います。----------------------------------- △磯松俊彦君 ○議長(三瓶裕司君) それでは、日程に従いまして一般質問を続行いたします。 次に、通告2番、議席1番、磯松俊彦君の一般質問を許します。 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 通告2番、みらい創和会の磯松俊彦です。 さきに通告しましたとおり、12月議会の一般質問を行います。 大項目1番、予算編成と市民生活について。 中項目1番、地場産業の振興につながる予算とは。 現在、本市において伝統技能の展示について議論されておりますが、その一つが、かつて本市で多くの方が携わり、盛んでありました養蚕業、中でも和木沢絹は、全国的に見ても最高級品として有名であったことは以前紹介したとおりであります。そして、本市において現在、そして未来に向かって、多くの市民の方が携わり、市民生活を発展させていく産業、市民ぐるみの産業とは何でしょうか。 この本宮市に住んでいる方による事業活動の振興、特産物の開発など、いわゆる地場産業の振興を通じた本宮市のまちおこしと、それによる市民所得及び市民生活の向上が長期的に実現されていくことを期待しての設問です。 まず、地場産業の振興を通じた自治体の振興とは、どのような政策によって実現されるのかお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) それでは、地場産業の振興ということでございますが、地場産業に携わる方々や市民が生きがいや住みよさを実感できるまちづくりの実現に向けた取組が、地場産業の振興につながるというふうに考えます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) やはり政策というのは掛け声だけでは実現しないものでありまして、具体的な政策というものが今後考えられるべきではないかと思うわけでありますが、本市において事業者が市内で商売するに当たり、一等地と言えるような場所に特定の市外企業が進出するとして、これを市が支援することを通じて、自治体振興を期待するとして予算を計上する、このようなことが、どのように市内の企業や一般市民の稼ぎの向上、所得の向上につながるのか、ご説明いただきたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 特定の企業の進出ということでございますが、企業の進出ということに関しましては、進出企業への就業を通して交流人口や定住人口が増加することになります。そのことによりまして、市内全体になりますが、経済効果をもたらしまして、ひいては所得の向上、市のほうにとっては税収が伸びるというふうなこともございますので、そういったことによって、市民の所得の向上が図られるのかなというふうに思っております。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 交流人口が増加するであろうということは分かるんですが、それがなぜ定住人口増加につながるのかというところがいまいちよく分からないので、ご説明お願いします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 今おただしの件ですが、働く方が多くなる、働くところが多くなるということによりまして、すぐにではないですけれども、本宮市に、近いところに住んで、企業で仕事をしたいというふうな部分もあるかと思いますので、そのような部分での定住になるのかなというふうに思っております。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 現在、東北自動車道本宮インターチェンジ付近において開発計画があるようですが、そのことによって、インターチェンジ付近で一般車両が誘導されることになります。これが本市地場産業へのビジネス機会の拡大、インターチェンジ付近における広告宣伝等を通じた本市観光事業の紹介などにより、本市のほかの地域への誘客にどのようにつながるのか、どのような施策によってそうなると言えるのか、具体的にご説明いただいてよろしいでしょうか。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 他地域への誘導ということでございますが、こちらのほうは進出企業によるとは思いますけれども、企業と連携してPRするということによりまして、市内の情報や魅力の発信等を行いまして、市内観光施設などへの誘導ということになるのかなというふうに思っております。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 企業様との具体的な連携に関するお話は、現在出ているでしょうか、ご存じであればお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 今現在、企業様がこちらのほうに進出するというふうな決定をしておりませんので、そのような相談等は行っておりません。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 市外企業の動向というのは経済発展の上でも大事でありますが、過度に依存することがない、市民のための産業振興を目指して実施することが今後あるとして、市民生活へ及ぼすプラスの効果がどのようなものになるのかお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 今、市外企業への過度な依存することなくというふうなことがありましたけれども、こちら依存ではなくて、共存することが産業振興に重要かなというふうに思っております。 現在までも、誘致企業、市外の企業を誘致しまして、各企業と相互連携しながらやってまいりました。そうすることによりまして、それぞれの企業の満足度や市民満足度が高まりまして、市民の皆様のためになるというふうに思っております。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) もちろん依存ではなくて共存することが大切なんであろうと思いますが、共存するためにも、地元の産業をしっかり応援していくことが大事であろうと思います。自治体の産業振興政策が目指す姿というのは、多くの市民による参加を通じ、より多くの市民の生活向上につながるものではないでしょうか。 今後、市民のための産業振興及び関連する産業紹介施設の展開及び観光振興を行うことがあるとして、その在り方、方法及び効果について、市当局の認識をお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) ただいま議員のほうから産業紹介施設の展開があることを前提にということでございましたけれども、産業紹介施設の展開によって観光振興につながるというふうなこともあるかと思いますけれども、施設による観光情報の発信に限らず、より多くの方々に発信できるホームページやSNSなど、デジタル技術を活用することによりまして、本宮市の観光をPRすることも効果的であるのかなというふうに思っております。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 他自治体においては、実際に地場産業振興センターを設置している事例はあるようです。また、本市が今後の努力により、市民のための産業振興を行い、市民所得が向上する場合、そのことが暮らしやすい自治体のアピール、そして移住・定住に向けたアピールの材料になるのではないかと思うわけですが、それに向かってはどのような施策が考えられるのかお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 移住・定住に向けたアピール材料ということでございますけれども、多様な企業の誘致などによる仕事づくりが移住・定住には効果的であるというふうに考えております。働く場所が多くあるということは、よいPRになると思います。この情報を県内外にPRすることが重要であります。 現在、市のホームページに、移住・定住ポータルサイトによりまして、暮らしやすさ、子育てのしやすさと併せて、働きやすさという項目がございます。その項目で、就業情報や企業情報から本宮地域起業ガイドのページを全国へ紹介しまして、発信をしているところでございます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
    ◆1番(磯松俊彦君) 本市において、地場産業や特産物事業の育成・振興につながる予算の確保とは、どのようなものが上げられるのかお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 考えられる予算ということでございますが、事業者の借入金への信用保証への補助、または利子補給の補助などの金融支援、または生産団体などに対するニーズを捉えました活動支援に係る予算などが考えられます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 地場産業、特産物事業の育成・振興につながる、これは活動に対する金利の補助ですとか、活動の支援という答弁ですが、実際に事業活動を成功させるための  ですとか、成功事例の紹介ですとか、そういったことは考えていらっしゃるのかお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 今おっしゃられた様々な情報については、我々としても、企業のほうに要望があれば、そちらのほうに提供していきたいというふうには考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 市民の方々は、自分たちの生活についてよく見せたいというよりは、生活の実質の向上に向かって努力していると思うのであります。真に必要なことは、市民の努力による産業の振興を応援する予算であります。地場産業の振興を目指した市の事業及び予算の今後に期待いたします。 中項目2番、市民所得を確保する政策の在り方はです。 本市は、東北地方に位置しており、冬場は道路が凍結し、交通に難儀を来す箇所があります。そしてまた、市が管理する市道には、道路の見通しが悪い、冬は坂道が凍結して危険だという、そういう箇所が多く存在します。にもかかわらず、その改善に関しては、これまで財源がない、少ないという答弁を幾つも聞いてまいりました。そういった答弁の繰り返しによって、市民生活の改善と市民所得の向上につながるのか。制度、計画を見直し、財源を見つけて整備するということが必要と考えますが、ご所見をお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 建設部長。 ◎建設部長(永田達也君) 道路の整備でございますが、整備によりまして、利用者の皆様の安全性の確保、所要時間の短縮などが図られまして、市民生活の向上につながるものと考えております。 道路の整備でございますが、行政活動は道路だけではなくて、教育、民生など多岐の分野にわたっておりまして、市の財源は限られております。しかしながら、危険な箇所や安全の確保が必要な道路につきましては、必要な予算を確保し整備を進めておりまして、道路と用悪水路の整備でございますが、昨年度は約3億2,000万円、今年度は2億6,000万円の予算を措置して事業を進めております。財源につきましても、可能な限り国や県の補助を、さらには有効な市債などを活用しまして、今後も同様に整備を進めてまいりたいと考えております。 なお、ご指摘のありました冬期間の道路につきましては、引き続き、除雪、融雪剤のコンテナの配置、さらには日当たり確保のための樹木伐採などで、安全の確保を図っていきたいと考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 財務部長。 ◎財務部長(松野義則君) 私のほうからもご答弁をさせていただきたいと思います。 道路につきましては、ただいま建設部長のほうからお話がありましたとおりでございます。 なお、議員がおっしゃいますとおり、非常に道路がたくさんございます。そのような中で、日々、各財産を所管いたします担当部におきまして、場所や条件にもよりますが、除草や樹木の伐採等、見通しと日当たりを確保できるよう努めておるところでございます。しかしながら、全ての箇所を万全な状況に改善することができない状況でございます。 引き続き、市民の皆様には、見通しの悪い箇所や冬期間におきまして、積雪時や凍結時におきまして、十分注意して走行していただきますよう改めてお願いを申し上げるところでございます。よろしくお願いいたします。 市民所得の向上の部分でございます。 議員おっしゃるとおり、現在の車社会におきまして、道路は重要な生活基盤の一つであるということは十分認識しておるところでございます。道路整備のほか、市民所得の向上の部分につきましては、企業誘致や移住・定住促進、さらには市内経済の活性化など、各分野におきまして市民所得の向上に向けた取組を数多く行ってきており、所得の向上につながっているものと認識しております。 財源には限りがございます。今後におきましても、今まで同様、総合的な視点に立ちまして、各種事業に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 冬期間における道路の安全な通行というのは、本宮市の交通事情は自動車交通に依存している面がありますので、道路通行の安全というのは、市民の生命・安全の確保につながっていく、これは大切な事業であると思います。これまでの国・県の補助や市債という財源の確保に限ることなく、いろいろ研究していただきたいものであります。 また、市当局によるこれまでの公園やレジャー施設の整備は、ゆとりある市民生活への恩恵の提供、利便性・快適性の向上につながってきたと思います。ただ、市民は、冬場の交通環境に難儀して生活しているのも現実であります。冬が来るたび、道路、何とかならないのかなと思いながら暮らしている状況であります。そしたまた、この時代背景において、市民にとっての大きな関心事は、今後、自分たちが子孫に至るまで、この本宮市で生活していく上で、どうなのかということであります。 そこで、本市における市民所得の動向について、データがあればお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 財務部長。 ◎財務部長(松野義則君) それでは、データにつきましてお答えをさせていただきます。 全国の市町村では、毎年7月1日現在におけます住民所得などを基に、課税状況等調書が作成されております。その調書における数値によりまして、合併時の平成19年度と直近の令和4年度の比較でお答えをさせていただきます。 納税義務者数は、平成19年度1万3,206人に対しまして、令和4年度では1万3,866人となり、660人約5%の増加となっております。また、総所得金額では、平成19年度338億1,700万円に対しまして、令和4年度では389億5,800万円となり、51億4,100万円約15.2%増加しております。また、1人当たりに換算いたしますと、平成19年度256万1,000円に対しまして、令和4年度では281万円となり、24万9,000円約10%増加しているところでございます。 また、課税標準額段階別人数で見てみますと、200万円以下が平成19年度時点で1万370人、令和4年度で1万332人、38人0.4%の減、また、200万円以上700万円以下につきましては、平成19年度2,709人、令和4年度で3,371人、662人24.4%の増、700万円以上、平成19年度127人に対しまして、令和4年度163人、36人28.3%の増などとなっており、所得が向上していることが確認できるところでございます。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) ただいま執行部の方から報告いただきました数字は、いずれも合併後所得の動向について、プラスな方向に向いていることを示しているもので、大変吉報でございます。 自治体が実施する事業において、市民所得の向上につながる施策とは、どのようなものであったのかについてお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 財務部長。 ◎財務部長(松野義則君) 市民所得を向上させるための施策ということでございますが、1つ例を用いさせていただきまして、産業別で申し上げますと、例えば製造業などでございますと、企業誘致や企業進出の支援、市内経済の活性化、またハード面における生産基盤の整備など、また、農業面では、高齢化による就業者の減少対策や生産物の品質向上や販路拡大、ブランド化やコスト縮減対策などが上げられると考えております。また、サービス業などでは、生産性の向上に向けた人材育成や人材の確保、新たな事業が見込まれる分野の取組の推進なども上げられるかと思います。このほかにも、子育て環境の充実や地域公共交通の整備などをはじめとした各種取組による移住・定住の促進なども、その施策になると考えております。 今申し上げましたのはほんの一部でございますが、各事業のつながりを見ていきますと、市民サービスの維持・向上、その取組の全てが市民所得の向上につながる施策であると言っても過言ではないのかなというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 毎年のそのような政策の積み重ねによって、市民所得が向上してきたことと理解いたしました。 どのような政策も予算あっての話であります。そもそも東北地方の自治体が、冬場でも氷点下にならない、道路が凍結しないというような地方と同じような予算の在り方でよいはずがないと思われます。自治体の予算編成が国から示される補助金の分配に期待し、市による市債の発行によって行われる現実はありますが、自主財源拡充によって地域性に合った予算、市民が安心して通行できる道路の整備や、さらなる市民所得の向上に向けた思い切った予算を組めるということにつながると思いますが、こうした自主財源拡充の効果についてお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 財務部長。 ◎財務部長(松野義則君) 自主財源の拡充の効果ということでございますが、結論から申し上げますと、自主財源の拡充につきましては、自治体における様々な地方単独事業の充実につながると言っていいかと考えております。 議員ご質問の中で、交付税や補助金や市債に頼らないことが自主性の向上につながるのではないかということでございますが、分類上は依存財源とされております地方譲与税や各種交付金、普通交付税につきましては、全て一般財源扱いとなっております。支出は地方に委ねられておりますので、各自治体の予算編成そのものが自主性に基づいているものと認識しております。 また、自主財源を賄う体制ということでございますが、自主財源のほとんどが、一般財源が税収となっております。税収には限りがございますし、仮に税収が1億円増加した場合、普通交付税が7,500万円減少いたします。留保財源の2,500万円分だけが伸びるということになります。 このような状況下におきまして、自主財源を有効に活用するためには、国や県の補助金、市債など、積極的かつ最大限に活用いたしまして、自主財源の活用の幅を広げるということが大変重要でございまして、市民サービスの向上につながるものと考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 地方譲与税に関しても、自主的な活用ができるというふうにお伺いしました。自主的に活用ができる財源を拡充していく、これに向かっては、どのような政策プランがあるのかお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 財務部長。 ◎財務部長(松野義則君) 政策プランということでは、お答えにはならないかもしれませんが、先ほど申し上げましたとおり、自主財源、これにつきましては限りがございます。自主財源そのものは税収、寄附金、繰越金、繰入金などが上げられますが、それ以外につきましては、全て依存財源となっております。これ、本市につきましては、財政力指数、令和3年度の決算におきまして0.66%ということで、これはどちらかというと高いほうでございます。この状況におきましても、交付税や国・県の補助金、市債を活用しなければ、市民サービスが行えないというのが現状でございます。 特に、市債につきましては、長期にわたって使用されるものにつきましては、長期にわたって標準化、さらには負担の平等化という観点から、必要不可欠な財源として捉えております。これはあくまでも計画的に発行するというのが前提でございますが、そのような状況で、先ほど申し上げましたとおり、自主財源の拡充、これに努めてまいりますが、自主財源の使える幅を広げるということが一番重要であり、先ほど申し上げましたとおり、国・県補助金、市債などを活用した中で、できるだけ自主財源の一般財源の幅を広げた中で、サービスに努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 自主財源にとって使える幅を広げるというご答弁でありました。誠にそのとおりだと思います。 最近の物価の値上がり、事業に必要な資材の値上がり等により、市民生活や事業の見通しには不透明感が増してきておりますが、そうした状況にあって、本市において市民生活の向上を目指す事業とは、具体的に今後どのようなものが考えられるでしょうか、お伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 総務政策部長。 ◎総務政策部長(荒川貞伸君) 物価や原油価格の高騰に伴いまして、経済的支援を受けている市民の皆様あるいは事業者の方々へ、これまでも地方創生臨時交付金などを活用いたしまして様々な支援を行ってまいりました。非課税世帯の方々への給付金でありますとか、生産資材費高騰に伴う農業者の皆様への支援でありますとか、学校給食費の高騰分の支援でありますとか、さらには運送事業者の方々への支援、市民の方向けへはプレミアム商品券の発行などの策を行っておるところでございます。 今後とも、必要な支援、それを効果的に行っていくことが必要であると考えております。物価ですとか原油価格の高騰に伴う社会情勢というものを注視しながら、さらには国からの交付金なども有効に活用させていただきまして、市民の皆様、事業者の方々に寄り添った実効性のある効果的な支援というものを今後も展開してまいりたいと考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 地場産業の振興による税収増、自主財源の充実、そのこともこれ産業振興や市民生活の充実に向けた方向性につながると考えますが、本市における今後の見通しについてお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 今後の見通しということでございますけれども、地場産業の振興に加えまして、既存の市内企業様、また新たな誘致企業による雇用の確保、それに伴いまして税収の確保、定住人口の増加による持続可能な地域活性化を推進していくことが、市民生活の充実につながるものと考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 財政的な体質のさらなる改善により、市民所得の向上を実現していく本市の未来像に期待いたします。 大項目2番、市民のためのイベント運営とは。 中項目1番、参加しやすい日程の設定はです。 現在、コロナ禍における市民のためのイベント運営についてですが、ウィズコロナと言われている中でのイベント運営とは、やはり十分なコロナ対策を一人一人が行うということが、これウィズコロナということの本質ではないかと感じております。また、市で主催する行事、イベントには様々なものがありますが、公共イベント実施・運営に当たって、市民の方々が参加しやすい日程の設定というのができているだろうかということがあると思いまして、この設問といたしました。 そこで、市主催行事において、一定の設定における基準があるとすれば、どのようなものなのかお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 総務政策部長。 ◎総務政策部長(荒川貞伸君) 市主催行事の開催日程の設定の基準ということでございます。 日程につきましては、参加対象となられます方々が一番集まりやすい日程というものを一番と、基準としてさせていただいているところでございます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 市民の方はいろんな方がいらっしゃいますが、季節的にここは繁忙期という業種の方、業種ごとに様々にいらっしゃいます。そんな中で、市民の方が将来の予定を組む際に、去年はどうだったかな、いつもはどうかなと思うことがあると思います。 市の行事日程の設定において、過去の日程をどの程度参考としていらっしゃるのかお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 総務政策部長。 ◎総務政策部長(荒川貞伸君) 過去の日程は参考とさせていただいております。例えば、毎年行われる事業ございます。検証した上で、一番参加対象となる方が集まりやすい時期だという場合には、同じ時期に開催するというようなことは行わせていただいているところでございます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) また、市の行事で、市民の代表である市議会議員が公務で参加できないという状況は、事前に分かっているのであるならば、回避することが望ましいと思うわけですが、市当局におかれましては、公的行事の日程を組む際に、議会の動向を参考にしておられるかお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 総務政策部長。 ◎総務政策部長(荒川貞伸君) 市の行事日程を設定させていただく場合には、議会の動向というものは参考にさせていただいております。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 市の行事には催行目的があると思いますが、市の主催行事というのは市民のために開催されるべきものではないでしょうか。市当局におかれましては、日程設定において優先されるべき当事者については、どのような認識でいらっしゃるのかお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 総務政策部長。 ◎総務政策部長(荒川貞伸君) 市で主催する行事、様々でございます。その行事の目的に応じた対象者といいますのが当事者でございます。優先されるべきは当事者でありまして、当事者が市民の皆様であるという場合には、市民の皆様を最優先というふうに考えてございます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) より多くの方に参加していただける今後の行事の在り方、今後の日程設定の在り方についてお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 総務政策部長。 ◎総務政策部長(荒川貞伸君) 1つの行事を計画する際に、前年の経過なども踏まえまして、同じ内容でいいのか、また、日程につきましてもよかったのかどうか、常にスクラップ・アンド・ビルドという考え方を持って、行事の在り方、日程設定の在り方は検討させていただいております。 新しい行事をやる場合につきましても、その行事の経緯でありますとか背景というものを忘れることなく、参加対象となる市民の皆様により多く参加していただけるよう展開しているところでございます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) より多くの方に参加していただける公的行事開催の今後に期待いたします。 中項目2番、民間イベント運営への支援・連携はです。 本市においては、年間にわたって様々な民間イベントが開催されています。しかし、市内において活発にイベントを開催されている地域とそうでないところがあるとすれば、市民の活力の発揮、能力の発揮という観点からいかがなものか、各地域のそれぞれの発展に向けて、人が集う場の企画と実施が重要なのではないかと思い、この設問としました。 本市各地区において、地域におけるイベント開催に関するノウハウ充実の程度についてばらつきはないのか、執行部は現状をどのように捉えていらっしゃるのかお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 現状認識ということでありますが、それぞれの地区で、それぞれの目的、対象者、内容によりまして、それぞれの地域、団体に合いましたイベントを開催しているというふうに考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) イベント運営のノウハウというものは、持っている人は持っていますし、あるところにはあるものです。本宮市全体の発展のために、講習会や議論、交流の場を通じて、そういったノウハウの一部でも共有できないか、そこへ向けた取組を市役所がリードすることで、市民による気づき、まちおこしのアイデアにつながるのではないかと思いますが、市当局の認識をお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) ノウハウの共有というふうなことでございますけれども、それぞれの地域や団体におきまして、自発的な取組により、地域の目的に合ったイベントを開催しておりますので、団体からの相談などがあれば受けていきたいというふうには思いますけれども、市から率先してリードすることは現在は考えておりません。地域や団体のニーズに応じた取組に対する支援を行ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) イベント開催について、やる気はあるんだけれどもノウハウがないという市民の方がいらっしゃるわけなんですけれども、そういった方にとって分かりやすい相談窓口の紹介というようなことは考えていらっしゃいますでしょうか。現状、どのようになっていらっしゃいますでしょうか、お伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 窓口ということでございますが、どうしたらいいか分からないということであれば、我々産業部商工観光課なり、あと、地元である公民館などの職員に対しての相談というふうなことで行っていただければというふうには考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 民間イベント運営に関する交流の取組とは、具体的にはどのようなものがあるでしょうか。一般的な事例をご存じであればお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) イベント運営に関する交流の取組というふうな件でございますけれども、特にそのような事業の取組は行っておりませんが、考えられるとすれば、例えば、11月に本宮市しらさわ秋祭りを開催しましたけれども、そのときにSDGsをテーマとしましたイベント「もっさい」というふうなことを同時開催しておりますので、これが交流になるのかなというふうには思われます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 令和4年の産業建設常任委員会において、現地視察をさせていただきました。地域の活性化事業については、どの事例においても、各種団体と市執行部との協力体制が印象的でした。イベントによる地域活性化についても、意欲も能力もある方、市内に多数いらっしゃいます。そうした民間活力の向上に向けては、市外における先進地域のノウハウに学ぶことも必要かと思いますが、市がそういった先進事例について調査し、相談があれば市民の方に紹介するという取組を行うことについての当局の認識をお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 行政が主導するということではなく、民間の発想や活力による自発的な取組を尊重することが重要であると考えております。それぞれの団体がその目的に向けてイベントを実施しております。イベント情報だけにとどまらず、市として、様々な情報を発信・共有していくことは、大変重要だというふうには認識しております。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 市民の自発的な取組を尊重するということの答弁でありますが、やはり市民から相談があれば、先進地域のノウハウを提供する、そういったことも市民サービスとして必要なのではないかと思うわけであります。 一般市民の方は、なかなかそういった先進地域のノウハウについての調査をする時間もないことが多いと思うわけですが、市当局におかれましては、そういった調査をする意欲があれば、市民に対して紹介していくことも可能ではないかという立場にあると思うわけなんですね。そのあたりの準備について、どういうふうに考えていらっしゃるのかお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) イベントにつきましては、いろいろなパターンがあると思います。一概にこういうもの、こういうことでやるということではないというふうには思っております。先ほどもお答えさせていただきましたが、イベント情報だけにとどまらず、様々な情報について情報発信をしていきたいというふうには考えておりますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 市民の方それぞれの能力を生かすこと、そして各種団体の協力を得ることによって、市の事業をさらに効果的に推進することができると思うわけであります。民間主催イベントの活発化に向けたいろいろな努力、実施され、民間の自主的な取組の促進につながった場合、本市における各地区の発展において、どのような成果につながるか、認識をお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) イベントにつきましてもそうですが、これらに限定した講習会、交流会などを行うのではなく、各地域や団体がそれぞれの課題・特性に応じまして、自発的な発想による活動を行うことが重要であります。その上で行政による必要な支援を行っていくことで、持続可能な地域の活性化につながるものと考えております。 なお、市では、行政区や団体等に対して、各種活動に対する支援や情報提供を行っているところでございます。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。 ◆1番(磯松俊彦君) 市民の方の努力と行政の努力によって、民間主催イベントが活発化して新しい知恵が生まれ、民間活力による地域の活性化により、各地域が本市発展の原動力になり、産業の振興、市民生活の向上につながっていくと期待し、12月の一般質問を終わります。 ○議長(三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君の一般質問を終わることにいたします。 昼食につき暫時休憩いたします。 再開は午後1時といたします。 △休憩 午前11時48分 △再開 午後零時59分 ○議長(三瓶裕司君) 休憩前に引き続き会議を行います。 それでは、日程に従いまして一般質問を続行いたします。----------------------------------- △三瓶幹夫君 ○議長(三瓶裕司君) 次に、通告3番、議席8番、三瓶幹夫君の一般質問を許します。 8番、三瓶幹夫君。 ◆8番(三瓶幹夫君) 議席番号8番、三瓶幹夫です。 議長にさきより許可をいただいておりますので、3点ほどお尋ねいたします。 まず最初に、県道の未歩道等改良整備についてでございます。 県道本宮・三春線(糠沢字東笹田地内)、この件については危険な箇所の整備ということでお尋ねいたします前に、担当者の方には果敢に要望活動をされていることに感謝申し上げます。 そういったことで、地方道本宮・三春線、狭隘で歩道も未設置のため早期改良を求めておりました。そこで、町村合併支援道路という計画に盛り込まれて現在に至っておるところでございますが、令和5年度供用開始というふうに聞いております。合併支援道路が工事完了された後には、この同線の東笹田地内の改良整備を要望するところでございますが、この地はS字カーブであって大変危険な道路であります。ということで大きな看板も設置され、急勾配、急カーブというような大きな看板も設置されております。これについてどのような計画をお持ちかお尋ねいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 建設部長。 ◎建設部長(永田達也君) おただしの主要地方道の本宮・三春線(糠沢東笹田地内)でございますけれども、こちらにつきましてはS字カーブ、さらには笹田池までの区間500メートルが歩道未整備という状況になっております。以前から県のほうに改良を要望しておりますが、改良が進んでいないのが現状ということでございまして、毎年、移動建設事務所等におきましても要望書を提出し、県のほうに要望をしているところでございます。 ○議長(三瓶裕司君) 8番、三瓶幹夫君。 ◆8番(三瓶幹夫君) この本宮市糠沢東笹田地内、県道本宮・三春線において車による事故の概要ということで地元の方がまとめたものをちょっと発表させていただきます。 平成10年、夜11時頃、三春方面に向かう車が植え込みやレンガを破損させそのまま逃走したと。次に、その10日ぐらい後に夜11時頃に三春方面に向かう車が植え込み、レンガに突っ込んで運転者は特定できたと。次、平成18年10月、夜8時頃にやはり三春方面に向かう車が植え込みとレンガに突っ込み、運転者は特定できたという事例もございます。 それから、平成29年5月18日、8時10分頃、三春方面に向かう車が植え込み、レンガに突っ込む、車はあおむけ転倒し、運転者は背中、腰に打撲というような同じ場所で同じような事故が連続して発生しておりました。それから、平成28年5月24日の朝8時30分頃に、日大生のバイクが転倒し門柱前に突っ込む、膝、腕などの負傷をし、応急処置を施し谷病院に連れていき、その後、自宅へ送ったというような事例もございます。 そういったことで、この県道本宮・三春線におきましては、いろいろ何回も同じような事故が起きて、軽微な事故も絶えない。今のところ死亡事故は起きていないが、いつ死亡事故が起きるか油断できないということでございます。 この辺には歩道がなく、歩行者も危険にさらされている。改良工事については白沢村時代に区長の会長会議、村議会に陳情した経緯もあるというところでございます。その後、笹田池のカーブを改良されましたが、この箇所はまだ改良されていないということでございます。このようなことから、今後もう一度計画をお聞かせください。 ○議長(三瓶裕司君) 建設部長。 ◎建設部長(永田達也君) ただいま議員から過去の事故の事例、さらには歩道の整備のお話をいただきました。 この箇所につきましては、令和3年度に行いました通学路の交通安全プログラムの合同点検におきましても、糠沢小学校から歩道整備のお話もいただいております。先ほどもご答弁させていただきましたが、今後も県に対しまして継続して機会あるごとに要望をしてまいりまして、早期改良が図れるよう努めてまいりたいと考えております。
    ○議長(三瓶裕司君) 8番、三瓶幹夫君。 ◆8番(三瓶幹夫君) ただいま部長の説明で、これからの事業も予算を確保し早急に整備されることを強く要望するとともに、県議会議員に働きかけて、もっと早く進むような方法でお願いしたいというふうに思っております。 次に入ります。 中項目(2)本宮・岩代線(糠沢字礼堂地内)の改良はということで、これも通勤通学者の多い危険な道路の整備はということで、交通量の多い路線であるが幅員が狭く、歩行者や自転車の安全確保をするために道路を早急に改良を求めるところでございます。朝の通勤通学時間帯には交通量も多く、また、本宮高校生の通学路でもあることから、危険な道路ということで早く整備を要望するところでありますが、この整備の進まない原因というか、要因は何だか、その辺をお知らせください。 ○議長(三瓶裕司君) 建設部長。 ◎建設部長(永田達也君) 糠沢字礼堂地内の県道本宮・岩代線でございますが、こちらは議員ご指摘のとおり交通量が多いということで、危険ということで約1キロメートルの歩道整備、こちらを県に要望しておりますが、進んでいないのが現状でございます。 本市といたしましては、白沢地区で12か所、本宮地区で10か所、道路改良並びに歩道整備というふうなことで要望活動を行っておるところでございますが、県におきましてもその中から順番的な形で整備を進めているということでございまして、県道本宮・常葉線の堤崎地内さらには県道二本松・金屋線の八幡地内、こちらについては整備がほぼ完了したというふうな状況でございます。 要望路線全て同時に改良整備を行っていただければ、これが一番というふうなことではございますけれども、当然予算の限りとかもあるということでございますので、今後も引き続きまして要望箇所の早期改良に向け、県のほうに強く働きかけてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 8番、三瓶幹夫君。 ◆8番(三瓶幹夫君) 一日も早く改良が図られるよう地元県議会議員にも働きかけていると思いますが、その辺をちょっとお聞かせください。 ○議長(三瓶裕司君) 建設部長。 ◎建設部長(永田達也君) 県道の改良につきましては、県の土木部並びに関係する皆様のほうに市の熱意を伝えまして、早期に改良できるように努めているところでございます。 ○議長(三瓶裕司君) 8番、三瓶幹夫君。 ◆8番(三瓶幹夫君) では次、大項目2に入ります。 東日本台風による1級河川の改修についてでございます。 令和元年東日本台風から3年が過ぎました。いつどこで大災が起きてもおかしくない時代となってまいりました。気候変動に加え都市構造や生活環境の変化などが重なり、自然災害は近年激甚化しております。想定を超える被害が全国各地で起きており、いつ起きるか分からない災害に備えて、災害時には自助・共助が欠かせないものと思っております。 そこで、この台風による仲川、朝日出川、白岩川の改修進捗状況をお尋ねいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 建設部長。 ◎建設部長(永田達也君) 令和元年東日本台風で被災いたしました白沢地区の福島県管理の河川の災害復旧工事でございますが、本年3月までに全て完了しております。内訳といたしましては、仲川で2か所、こちらが令和3年8月完了でございます。朝日出川4か所、こちらにつきましては本年の3月に完了でございます。小浜川につきましても3か所該当がございまして、令和3年8月に完了しております。なお、白岩川につきましては河川災害復旧工事の該当箇所はなかったというような状況でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 8番、三瓶幹夫君。 ◆8番(三瓶幹夫君) 分かりました。 それでは次に、仲川と阿武隈川の合流地点の修繕についてお伺いします。 これは仲川と阿武隈川の合流地点、これが民地の畑が流出されているという状況があるわけなんですが、今後の計画についてお尋ねいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 建設部長。 ◎建設部長(永田達也君) 仲川につきましては、糠沢地区で2か所ほど自然護岸を水が越えまして越水ということで、洗堀被害と水田などの耕作地に土砂が堆積するという被害がございました。 ただいま議員からご指摘ありました合流点の部分につきましては、市によりますパトロール、あとは市民の皆様からの通報等によりまして、状況につきまして県のほうにその旨を伝えまして、修繕の要望をしているというような状況でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 8番、三瓶幹夫君。 ◆8番(三瓶幹夫君) 同じことなんですが、もっと県のほうに要望を強くかけていただきたいというふうに思っております。 次に入ります。 大項目3、安達管内の医療環境についてでございます。 管内で子どもを安心して産むことができるのかということは、以前にも私は一般質問でしたところでございます。暮らしやすいまちづくりに向けて精進されていることに感謝申し上げます。私は以前にこの項目について一般質問をしました。この経過についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(佐藤一彦君) お答えいたします。 前回、ただいま議員おっしゃったように平成29年に同様のご質問を頂戴していた経過がございます。現在も安達管内において出産できる産科医、医院等はないというような状況でございます。前回の答弁以降も東北市長会を通じまして継続して要望活動を行っておりますが、状況は変わっていないということでございます。今後につきましても継続して要望してまいりたいと考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 8番、三瓶幹夫君。 ◆8番(三瓶幹夫君) 前に質問をしたときに、安達管内で出産できる産科医療機関がないという状況にあり、大変深刻な状況にあるというような答弁でございました。安達地方市町村会の要望活動ということで、地域医療の充実、医師の確保についてそれぞれ3市村による足並みをそろえて要望していくという回答をいただきました。これらについても今後継続して要望していただきたいというふうに思います。 それから、出産ママタクシー利用者数というのはどのくらいあるかお聞かせください。 ○議長(三瓶裕司君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(佐藤一彦君) 出産ママタクシー事業、平成31年度から実施しておりますが、令和3年度につきましては延べ33人の方にご利用をいただいております。 ○議長(三瓶裕司君) 8番、三瓶幹夫君。 ◆8番(三瓶幹夫君) これを今後も継続して要望していただきたいと思います。市民の若者が安心して産み育てやすい環境づくり、医療環境の充実に向けて粘り強く要望活動をされますとともに、以前のように住みよさランキングが県内トップというような市に戻れるよう今後期待して、私の一般質問を終わります。 ○議長(三瓶裕司君) 8番、三瓶幹夫君の一般質問を終わることにいたします。 次に、通告4番、議席6番、斎藤雅彦君の発言の順位ではありますが、本日欠席いたしておりますので、議会の運営に関する基準第90の規定により、通告の効力を失いました。----------------------------------- △渡辺秀雄君 ○議長(三瓶裕司君) 次に、通告5番、議席12番、渡辺秀雄君の一般質問を許します。 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) 議席12番、渡辺秀雄です。 議長の許可がありましたので、通告に従って質問をさせていただきます。 12月になりますと新年度の事業計画や予算編成作業などに当たる時期かと思います。そこで、私なりに思うこと、考えついたことなどについて順次質問をしてまいりたいと思います。 まず、市職員の消防団活動についてですが、新年度から団員の数が541人から488人に53名減となりますが、登録されているだけという団員の方も五十数名いるとかで、活動には問題がないとの説明が定員を減ずる条例改正の際にありました。しかし今般、回覧等で消防団員募集のチラシ、全戸配布になりました。団員の成り手不足については深刻な問題であります。そこで市の職員が団員となっているとの報告もありました。そこで、現在何名の職員が団員となっており、活動の実態はどのようなものか、まずお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 総務政策部長。 ◎総務政策部長(荒川貞伸君) 市職員で消防団、これは地域の各分団でございますが、そこに在籍しているのは現在15名でございます。 活動状況でございますが、令和4年度の上半期の出動状況、火災による緊急出動というものが5回ございました。そのうち、勤務時間内の出動というのが1回、時間外というのが4回というふうなことでございます。また、その時々の出動した職員は、1回の災害時には4名程度というふうな出動の状況でございます。その他、地域の予防消防活動等に参加をさせていただいている状況でございます。 一部詳細を話させていただきます。15名のうち本宮市の消防団に14名在籍をしております。1名は地元でございます郡山市の消防団に入っているというふうな状況でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) 今の説明で勤務時間内に1回活動に参加したという話を聞きました。この勤務時間内の団活動への参加というのは、どのような取扱いになるんでしょうか。上司の職務命令という形になるのでしょうか。その辺の取扱い方についてお伺いします。 ○議長(三瓶裕司君) 総務政策部長。 ◎総務政策部長(荒川貞伸君) まず、職員が消防団に入団する場合なんですけれども、営利企業等の従事許可申請書という申請がございまして、これを承認する形で消防団のほうに入団してございます。このことによりまして、地方公務員法上の職務専念義務免除の取扱いということから、兼務兼職というのが可能となるというふうなことでございます。 また、勤務時間内の出動の関係でございますが、当然職場の勤務が優先ということではございますが、流れといたしましては出動の必要性が生じた場合には、自分の現在の業務状況を判断いたしまして、出動が可能な場合には係長ですとか、所属長の承認を受けた上で出動をしておるというふうな状況でございます。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) 服務規程、次の問いの答弁にちょっと入っていたようなんですが、消防団活動に就くことが職務専念義務から営利企業等の許可云々で外れるということなんでしょうが、これは今回のチラシにもありましたけれども、そうしますと、団員報酬とかそういう規約も一般団員の方々と同じ形になろうかと思います。 その辺は理解するとしても、そうすると団活動の中で、例えば災害で負傷したとか何か、そういう場合の取扱いというのは明確に振り分けする必要があるかと思うんですが、職員の場合は地方公務員の公務災害、消防団の場合は消防団等公務災害補償云々とか、共済とかとなると、勤務時間にそういう形になった場合に、上司の許可を得て消防団活動に入ると、その際に例えばその辺の取扱いというのははっきり、今まで経験ないでしょうけれども、形としては明確にしておく必要があるかと思うんですが、その辺はどうなんですか。 ○議長(三瓶裕司君) 総務政策部長。 ◎総務政策部長(荒川貞伸君) 職務を抜けて参加させていただく場合には、消防団員の身分の中の活動で行っていただいているというふうな状況でございますので、消防団のほうの万が一の場合の補償といいますか、そういったもので対応していくというふうな状況でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) 職員の場合の補償と団員の場合の補償というのは、私はよく中身は分からないんですが、同じような補償内容なんですか。差があるんですか、これ、その辺はどうなんですか。もし差があるとすれば、職員であって急遽併任というか、営利企業でなったとしても、やはり同じような、差があってはならないと思うんですよ。その辺は調べたことはあるんですか。 ○議長(三瓶裕司君) 総務政策部長。 ◎総務政策部長(荒川貞伸君) 大変申し訳ございません。そういったところまでまだ調べたことがございませんので、再度その部分につきまして、差があるというご指摘もございますので、そこは私どものほうでしっかり確認をさせていただきたいと思っております。確認させていただいた上で、議員の皆様方に全員協議会などの場を通じまして、しっかりとご説明させていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(三瓶裕司君) 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) 市職員が成り手不足の消防団に加入するということは、今ほとんどの人が勤めている中で成り手不足という問題は解決するのはなかなか困難かと思うんですが、職員が地域の消防団の団員になって一緒に活動するということは、私にとってはいいことだと思うんです。ただ、職員がそういう形で地域の消防団に入るということで、成り手不足でいる団としては、どこどこの地区に市の職員がいると、何で入らないんだという話で妙なあれになると困ると思うんです。だから、その辺は自由意志であってほしいと思いますし、そういう圧力によって職員が困るようなことになっては困るというか、そういう圧迫、それから強制的になりかねない、そういうのは防いでほしいと思いますけれども。 それで、市の職員だけで勤務時間内だけの活動の中で、新たに市の職員の中に消防に関する組織を別建てでつくっているというところも実はあるんですが、そういう考えに立ったほうがどうなのかなと私は思うんですが、そういうことを検討したことはあるんでしょうか。 ○議長(三瓶裕司君) 総務政策部長。 ◎総務政策部長(荒川貞伸君) そういった考えといいますか、消防団幹部の方とも意見交換という形でさせていただいたことがございます。その際に消防団の幹部の方からのご意見で、確かに市役所で班編成するということは有効かもしれないというご意見をいただいたんですが、現状、職員が各分団に所属していることで分団の消火活動にも役立っているものがあると、消火活動以外でも地区内の予防消防活動など市役所職員を当てにしている分団もあるというふうな状況だというふうなこともございました。市といたしましてもそういった意見は参考にさせていただくとともに、まずは職員といたしまして職責でございます市民サービスの高度化、これをしっかり果たすということが最優先であります。 さらには、度重なる災害や新型コロナウイルス感染症対応など業務によりまして、消防団の方々にこれ以上は人員をなかなか増やしていくということが難しいのかなというふうなことも考えております。現時点の話になりますが、職員による班編成というのはなかなか考えておれないというのが現状でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) 今もちょっと話に出ましたけれども、災害とか何かが起きれば、市の中で本部をつくったり、その本部員としての活動もあるわけですよね。その活動と団員に入っていることによってのそういう活動のあれも出てくると、その辺どうなのかなというふうに私感じたものですから、一応今回の質問に上げさせていただきましたので、今後検討する必要もあるのかなという感じはしますので、よろしくお願いしたいと思います。 次にいきます。 敬老会の開催なんですが、開催行事の見直しの必要性はというふうに上げておきましたが、新型コロナウイルス感染症拡大のために敬老会の開催がここ3年実施されていないと思います。敬老会事業は、多年にわたり社会に貢献してきた高齢者を敬愛し、地域を挙げて長寿を祝福することにより高齢者の生きがいづくりと地域の関わりや支え合いを支援するとあります。ですが、各地区の実行委員会が以前のように今後開催できるのか、また、例年招待される方の減少、そういう傾向が見られる中にあって敬老会の開催のありようと、長寿化の中にあって対象年齢は今は70歳ですか、この年齢の見直しの必要性、これを感じますが見解をお聞かせください。 ○議長(三瓶裕司君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(佐藤一彦君) 今ほど議員からありましたように敬老会につきましては、ここのところ新型コロナウイルス感染症拡大防止のため開催されておりませんでした。今年度につきましても開催に向けて実行委員の方々と協議を進めておりましたが、8月に入りまして今年度もやむなく中止というような経緯がございます。対象年齢につきましては、今のところおっしゃるとおりでご案内をさせていただいているところでございますが、今年も同様に取り扱う予定でございました。 今後につきましても各実行委員会のほうで在り方といいますか、敬老会については次年度以降にも開催していくということで共通認識を確認しているところでございます。高齢者の方により楽しんでいただける敬老会を目指しながら、引き続き検討したいということで現時点では実行委員会のほうで確認をされているところでございます。 ○議長(三瓶裕司君) 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) 実行委員というのは、大字地区ですと館長さんとか何かが実行委員会のあれになるんでしょうけれども、私は市が実行委員会に委託するという形で、みんな丸投げみたいな感じに見えるんですよ。受けた実行委員の方々はどういうふうに運営するかというのを前例踏襲型でずっとやってきたんでしょうけれども、それがもう限界かなという。地区によって違いがありますよ。大字地区も地区によって違いがありますけれども、全般的にどうなのかなという感情を持ったものですから、事業開催の在り方をちょっと指導するというか、模範的なというか、いいものを市が提供してこういう形でやっていただければとか、いろいろな提案をなさってはどうかなというふうにも考えたんですが、新年度に向けてどのように考えていらっしゃるかお伺いしておきたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(佐藤一彦君) 今後の敬老会の在り方、手法も含めてになろうかと思います。これらについては当然今までご尽力いただきました実行委員会の皆様のご意見もあろうかと思いますし、市のほうでも改めてこれまでやってきた過渡期に入っている時期かもしれません。改めて敬老会の在り方等については今後も協議を進めて検討してまいりたいと考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) 案内をせっかく頂いても参加する、おいでになる方が少ないのでは意味が薄れてくると思うので、その辺をご検討いただければと思います。 次にいきます。 地域公共交通についてです。 公共交通を取り巻く情勢は常に変化している中にありまして、市では令和2年7月に地域公共交通活性化協議会を設立し、市民の生活の足としてよりよい地域公共交通を目指して地域公共交通計画を策定し、今年度からスタートしたところであります。 新規運行の実施状況、新規運行計画に載っていますが、それの実施状況と課題について、まずお聞きしたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部長。 ◎市民部長馬場広元君) まず、今おっしゃるとおり協議会のほうでこの地域公共交通計画を進めてございます。従来の交通体系を一新いたしまして、定額タクシーの創設、また、デマンド型乗り合いタクシーの充実、あとは通勤通学、また移動ニーズの高い地区、区間を運行するコミュニティバス、こちらのほうを予定してございます。 これまでは準備ができたものについて順次での本格運行をしていくというふうなことでございましたけれども、市民の皆さんにご理解いただきやすい形、また、円滑に新サービスに移行していくためには、このバスもタクシーも全てサービス足並みをそろえてスタートさせることが効果的であるといったことで、本協議会においても決定したというところでございます。 現在見えている課題でございますが、まず1つにはコミュニティバスでございますけれども、朝夕の日中運行、また、運行曜日でルートが煩雑にならないような路線の構築が課題となってございます。また、デマンド型乗り合いタクシーにつきましては、休日運行、また、運行時間などのサービス拡充に対応するオペレーターの乗務員の確保が課題でありまして、現在、関係者の皆さんとこの対応策について検討をしているというところでございます。 新サービス全体の本格運行につきましては、来年度を目標としてございましたけれども、バス、また、デマンドタクシーでは運輸局の許認可に4か月ほどかかるということも課題でございまして、また、いかにして市民の皆さんに分かりやすい形で周知していくことが大切だということで、現在、運行の開始日を決定していきたいというふうに思っておるところでございます。 以上のような形の課題ということでございます。 ○議長(三瓶裕司君) 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) そうしますと、この計画にある運行見直し案で新規という形で載っているものについては、一切まだスタートはしていないという解釈ですか。分かりました。 そうすると、スタートしていないんでしょうけれども、今言ったこの新規路線についてそれぞれに課題はあるわけでしょう。それで足並みをそろえて全部新規で載っている計画を一斉にスタートさせる段階であるということの解釈でよろしいんですか。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部長。 ◎市民部長馬場広元君) 今それぞれ、まちタクとかも実証運行をやってございますが、早めに10月頃本格スタートというふうな形で考えてはおりましたけれども、先ほど申しましたように足並みをそろえてというふうな形で考えてございまして、いろいろな面で時間がかかるということで、目標といたしましては新年度4月という形の中では、一応目標というふうな形で持ってございます。 ○議長(三瓶裕司君) 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) そうしますと、来年、新年度からスタートするのに必要だから定額タクシーだけは試行運行させたということで、ほかは試行運行も何もしなくて、4か月前に申請を出す、4か月前といったらもう出さなくては駄目ですよね、地方運輸局。これちょっと、ほかのものは出してあるんですか。 これ次の話になりますけれども、本宮地区の定額タクシーは来年の3月まで試行運行して、これは許可は要らないからそのままでいいんでしょうけれども、それと同時に全部新年度スタートというふうになるんですか。大丈夫なんですか。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部長。 ◎市民部長馬場広元君) 許認可関係でございますが、バスとかデマンドタクシー、これが許認可が必要でございまして、議員おっしゃるとおり、まちタクのほうについては許認可は要らないということでございます。一応、来年度の4月、目標に向けて今いろいろ協議会のほうで進めておりますが、目標はそこに持っているんですけれども、協議会のほうで地に足をつけてより皆さんに利便性を感じていただきたいというような形で現在進めているというところでございます。 ○議長(三瓶裕司君) 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) ちょっと理解しづらいです。通勤通学バス、本宮高校から下校するための運行を新たに検討する、これはバスですよね。4月からスタートするならもう申請を出していなければできないでしょう。だから、補助タクシーとか何かはいいにしても、それが一斉にスタートさせるなら、もう同じ歩調でそこに向かって進まなければならないと思うんですが、まだ遅れるという話ですか。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部次長。 ◎市民部次長生活環境課長(遠藤勝夫君) 新サービスのスタートの時期についてでございますが、先月、地域公共交通活性化協議会のほうが開催されました。その中でも各委員の方々から様々な今後の課題ということで述べられたわけなんですが、例えば年度末にはJRのダイヤ改正が行われます。また、許認可申請にはバス、デマンド型乗り合いタクシーについてはおおむね4か月程度の許認可申請を要するということで、軸足としましては来年度のサービス開始としながら、実際に運行できる時期については次回の活性化協議会の中で議論を詰めましょうというような形で前回会議で総括が行われたところでございます。これらの開始時期につきましては、今後、議会なり全員協議会の機会を捉えながら正確な情報をお伝えしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) 分かりました。 そうしますと、定額タクシーも3月末まで試行運行するけれども、スタートはそちらのバスの運行と合わせて遅らせて実施するという解釈になるわけですよね。 それで、この本宮地区の定額タクシー、9月30日まで試行運行だったのが、来年の3月まで延ばしたというのは、これは何かもうちょっと調査するとか、いろいろ資料が欲しいとか、そういうことだと思うんですが、課題はどこにあったんですか、この試行延長は。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部長。 ◎市民部長馬場広元君) 実証運行、こちらを延長した理由でございますけれども、まず1つに現在運行をお願いしておりますタクシー会社さんですけれども、日中の稼働台数、通常の営業分も含めて10台程度ということでございまして、今後増加が見込まれる利用に対してこれらのタクシーの運行台数が対応できるのかということも検証が必要ということでございます。 また、利用者の声、要望を整理して必要な見直しを行う必要があるということでございまして、頂いている要望の中には「歯医者まで行けるようにしてほしい」とか、そういった要望もございます。また現在、利用者の皆様のアンケート調査というのも行っておりますので、こういったものを整理しながら検討していきたいというふうに思ってございます。 また、この本宮第一中学校学区以外にお住まいの方が本宮第一中学校学区内の市街地等へお越しになった際に医療機関からスーパーまでといった施設間の移動を加えることが可能かどうかということの実証なんかも必要かなというふうに思ってございまして、この全ての交通システムと足並みをそろえて本格スタートするということで、市民の皆さんの混乱が生じないような形で延長したというふうなことでございます。 ○議長(三瓶裕司君) 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) 今、部長答弁の中でタクシー業界さんのほうの台数が日中10台しかないとか、これで今の9月末まで試行した段階で、利用者が利用できないとか何とかという、そういう問題も出たということなんですか。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部長。 ◎市民部長馬場広元君) 今現在まではそういった利用できないといったものはございませんでした。ただ待ち時間がやはりちょっと長いといった一時期お声はあったというふうに捉えています。 ○議長(三瓶裕司君) 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) このタクシーサービスについては、本宮地区に限定して巡回バスをなくす云々で、そういうあれもあるんでしょうけれども、使い勝手というか利用しやすい立場からいえば、この大字地区に関してもある程度検討して、イクタンでなくて、イクタンの場合は結構待ちというか、先に予約して云々というので手間がかかるとか、手数がかかるということがあるみたいで、その辺の検討も必要なのかなという感じがしますが、その辺については一切検討ないになっているんですか。お聞きしておきたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 市民部次長。 ◎市民部次長生活環境課長(遠藤勝夫君) ただいまの定額タクシーの大字地区に向けた利用についてということでございますけれども、まず、定額タクシーにつきましては移動距離が比較的短い区間に適したサービスとの位置づけを行ってございます。メーター運賃に対しまして、おおむねですが2分の1程度の負担となるように現在は3段階方式の利用者負担を設けて、本宮第一中学校区内の移動であれば最大で800円の負担で済むような設計でございます。 市内全域を対象とする場合につきましては、これはあくまでも仮にでございますが、本宮駅と稲沢地区の公民館までの距離で試算をいたしますと、一般のタクシー料金では4,000円程度かかってしまうと。これに関しておおむね2分の1の負担というような形になると2,000円程度の個別の負担が想定されるわけでございます。 一方で、これまでのデマンド型の乗り合いタクシーにつきましては、最大で400円程度の負担で済むというような設計でございますので、利用者負担の面からは本宮第一中学校学区以外の地域ではデマンド型乗り合いタクシーを基本としながらも、サービスの内容をこれに合わせるような形で充実させながら利便性を高めていきたいというような考えでございます。具体的には商業施設で乗降できるといったことや、利用時間、休日運行の拡大というような形で現在検討しているという状況でございます。 ○議長(三瓶裕司君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 今、一方的に行政側の話をしただけのようですけれども、中身は変わりありませんが、これも審議会の中で十分検討をさせていただいて、まちタクの場合はやはり近距離でやるべきだろうというふうな結論の上で、議会の中から大字地区、デマンドの方々についても利用させてほしいという声は出ているというふうなことがあったんですが、それは申し上げたんですけれども、検討していただいた結果、今のところは近距離の中での、負担を考えるとそういう形での対応をするべきだろうというふうな形が審議会の結果として出てきたというふうなことでございます。役所が一方的に研究して今話したような形ではないというふうなことはご理解をいただきたいというふうに思います。 タクシーをご利用いただく方は、いただけないわけではありませんので、料金的な面、公共交通としての料金的な面を考えるとかなりやはり負担が大きくなってしまうだろうというふうなこともあります。ですから、代案として今、部長がお話をしましたように、まちタクの利用者の利用区間内で市民の方々が自由に移動できる形として使えないかというふうなことは今後検討をしていかなくてはいけないだろうというふうな議論は出ておるところであります。 ○議長(三瓶裕司君) 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) 先ほど次長の話では、まちタクは本宮地区の中で2分の1の金額と、大字地区ではその2分の1だと大変な差が出るとかという、そうではなくて頭打ちの上限指定という形も考えられないことはないかと思うんですよ、大字地区とか何かの場合は。今後、実施に当たっていろいろな形の声が出てくると思うんですけれども、臨機応変に対応できるような制度の見直しとか何かをできるような形で検討していっていただければというふうに思っております。 次にいきます。 特産物の振興対策ですが、市の特産品といえば通常、市民が生産・製造に関わっているもので、市民が常に我がまちにはこういうものがあるとかと自慢できる、よその人に勧められるという、そういうものだと思いますが、市の特産品の位置づけをしている基準、これは何に基づいてなされているのかお聞きしておきたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 市の特産品としての位置づけの基準というふうな話でございますが、こちらについては基準等は特に設けていないところでございます。本宮市の特産品としては、本宮烏骨鶏、白沢とろろ芋など、あと米等がありますが、これら歴史のあるものについて引き続き特産品としてPRに努めてまいりたいというふうには考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) 冒頭申し上げましたけれども、歴史ではなくて現実的に勧められるというか、みんなが我がまちにはこういうものだという、そういうものがやはり特産品の位置づけではないかと思うんですよ。ただ単に、ずっともう何十年も前からそうだということの位置づけでは、私はないと思うんですが、それを特産品という形に位置づけしているから、それを守っていかなくてはならないという、そういう守りの姿勢みたいな、そういう行政運営になってきているのではないかというふうに感じるんですが。 ふるさと納税の返礼品にしてもこの間報告がありましたけれども、昨年の12月からの対象になったアサヒビールが断トツで、そのほかは本当にごく僅か、そういう形の中で何か次に続くものがないというのは大変寂しく感じるところなんです。 だから、我がものを自慢できる、そういうものをこれから推進していく、そういうことで今までの形にとらわれなくてやっていくような、そういう段階に来ているのではないかという感じがするんですが、その辺どのように、今、部長がおっしゃったのは歴史云々があるからそれが特産品として位置づけしているんだということではなく今後は考えていかないとならないと思うんですが、その辺どうお考えですか。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 新たな特産品の開発というふうな質問ではないかというふうに思いますが、確かにいろいろ産品は農産物についてもいろいろあると思います。あと加工品でもいろいろ考えられると思いますので、そういうものがあればいろいろ関係機関とも、あと生産者とも相談しながら、そういうものはつくっていってもいいのではないかというふうには思っております。 ○議長(三瓶裕司君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 議員おっしゃるように、今、白沢のとろろ、それから本宮烏骨鶏、非常に大変な状況にあります。これ以上広げられる要素がどこにあるのかというふうなことで、とろろにしても生産者の方々にどうやってたくさん作っていただけるかというふうなことで、本宮地区の方々から1回教えていただいてどうこうというふうなこともありましたけれども、そんなに大勢の方が増えているわけではありませんし、辞めていく方もいらっしゃると。烏骨鶏に至っては、随分前ですけれども、鳥インフルエンザからもう低迷している状況であります。卵は非常においしいですけれども、なかなかこれをしっかりと広げていくという良策が、良案が見つからないというのが今の状況でありまして、議員おっしゃるとおりだというふうに思っております。 逆に、ふるさと納税を見ますと、初めて多分今年度1億円を超すかもしれません、ふるさと納税が。ほとんどがアサヒビールであります。もう市の特産品はアサヒビールスーパードライというふうな形になる時代が来てしまうのかもしれない。 ただ、それでは民意として本当の地元の方々が地元の産品を愛して、どうつくっていくのかというふうなこと、これについてはしっかりと産業部中心になって、とろろをやめるとか、烏骨鶏をやめるというのではなくて、一回ゼロベースに戻して、とろろも烏骨鶏もどうやったら、物は悪くないわけですから、どうやったらよく発信できるんだというふうなことをもう一度考えてみる必要、原点があるのかなと。 特に、とろろにつきましては、稲沢地区の方々が一生懸命になって農林水産大臣賞を頂いた、本当に地元で生まれた産品であります。それをどう続けていって、時代が変わってくるわけですから、同じことをやっていたってなかなか広がっていくというふうなことはないというふうに思いますので、とろろ、烏骨鶏を含めまして、一つの課題として取り上げさせていただきたいというふうに思います。 なかなかしっかりした答弁できない、そのできないのが今の状況だというふうなことで我々も努めていきたいと思いますので、議員の皆様方も何か妙案ございましたらご指導いただければと思っております。 以上です。 ○議長(三瓶裕司君) 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) 新たな特産品の開発とかということになりますと、以前、私が議員になってからですが、農業とか商業部門で年限定で支援する助成金補助制度を設けたことがあったんです。あの中でもやはりあまり出てこなくて、途中で何か頓挫というか、じり貧になって終わったという経過があるんです。 だから今後、新年度あたりからそういう商品開発とか特産作物の栽培とか、そういうもので意欲ある人に対して助成するというか、補助するという、そういう新しい制度を設けて開発というか、産品の創出に取り組んでいただければというふうに私は思うところなんですが、市長はそういう話をおっしゃいましたので、ぜひそういう形のものを取り組んでいただければというふうに思います。 ○議長(三瓶裕司君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 来年度の予算も今まだ市長査定までは来ておりませんが、だんだん佳境に入ってくる時期であります。産業部中心にしてどういう形ができるかというふうなことをまず検討をさせるようにしたいというふうに思います。
    ○議長(三瓶裕司君) 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) 最後の質問に入ります。 企業等誘致の取組についてですが、これは誘導する地区を何か所か、私、箇所数は忘れたんですが、選定した経緯があると思います。その中でも荒井の北ノ内地区は測量まで何かやったような記憶もあるんですが、この選定した地区の経過とその後の現状、実情についてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 以前、企業誘致の候補地として選定した箇所ということで、こちらは5か所を平成25年に選定した経過がございます。それで、本宮地区が2か所、白沢地区が3か所ということで選定しました。 まず、このうちの本宮地区を先行して進めるということで、本宮地区2か所、測量の設計をしたところです。その箇所については、今、議員おっしゃった荒井の北ノ内地区と下関下地区というふうな2か所になります。 まず、1か所目の荒井の北ノ内地区については、現在、企業さんのほうと立地について協議中ということでございます。あと、2か所目、下関下地区になりますが、こちらは測量設計を終えておりまして、道路用地を既に取得済みで、現在この道路の改良工事ということで進めているところです。その接する用地につきましても大手ディベロッパーが取得して農振除外を終えたというふうなところでございます。 あと、白沢地区の3か所になります。1か所目は糠沢の山中地区、2か所目が白岩塩ノ崎地区、3か所目が糠沢の礼堂地区ということになります。こちらの箇所につきましては、企業さんのほうに情報提供はしているところではありますが、現在目立った動きはないところでございます。 以上、そのような経過になります。 ○議長(三瓶裕司君) 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) オーダーメイド方式でという形で取り組んでいると思うんですが、オーダーメイド方式という場合には、その企業が進出したい、どこまで市が公共施設の整備をするのか。これは進出したい企業との話合いでやるようになるわけですか。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) オーダーメイド方式のご質問になります。 まず、企業さんのほうから相談がありまして、その地区にしたいというふうな内容になれば、市としてはその用地取得なり、造成については企業さんのほうでということにはなります。あと、導水路公共施設については、道路拡幅とか、そういう部分については市のほうでやりますよと。あと、企業さんのほうの市の支援としては、職員が用地の話であったり開発行為の申請の話であったり、そういう部分については支援していきますというふうな内容で今まで進めてきておりました。 ○議長(三瓶裕司君) 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) そこで、進出する企業さんの業績、そこから上がる将来的にどれだけ市に貢献できるかという問題と、市が公共施設等の整備に要する費用、そういうものをやはり精査して取りかかる必要があると思うんですが、そういうものは下関下地区とか、そういうオーダーメイドをやったところでは大丈夫なんですか。そういう計算とか、そういうものを検討しているんですか、段階的に。私は来ていただきたいというのは分かるにしても、それだけ市に対しても地域に対してもそれだけの効果がないことには誘致してもらってもという感じがするんですが、その辺はどうなんですか。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 企業誘致につきましては、企業さん全て、以前についてはいろいろ市のほうから本社のほうまで行ったりとか、そういうことで誘致をお願いしてきた経過もありますので、そういう費用対効果等は具体的にはしてございませんが、この企業であればいろいろな効果がある、雇用の拡大であったり、製造業であれば雇用の人数も多くなるということでございますので、そういうふうな考えはありましたが、金額的にというふうなことでは比較等はした経過はないと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) 先月、産業建設常任委員会で、福岡県の筑紫野市を視察したんです。その市は立地条件もいいんでしょうけれども、進出したい商工業施設とか何かがいっぱいありまして、来たいと言ったときに市のほうで交通渋滞とか、いろいろな市民生活に与える影響とかというのを精査して、企業に対してこういう整備をしてください、そうでないとうちのほうは開発許可云々の申請を受理しませんという形で、そういう形で市で一切、後年度、何か渋滞が起きるなど負担が出ないような形をする中で検討する、そういう要望、これはオーダーメイドではないですけれども、そういう自治体もあるんですよ。 だから、少なくとも本市みたいに来ていただきたいというのはあっても、負担が大きくなるような、結局いろいろ検討したら出費のほうが多いと、効果が薄いという、そういう精査というのはする必要があると思うんですが、それをしないで誘致という話はないと思うんですが、それはいかがでしょうか。 ○議長(三瓶裕司君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 部長はしていないというふうなことで、確かに数字に表してこれだけ使う、使うほうは出てきます。使うほうは出てくるけれども、これだけの効果が後で何年かのうちに回収できるというふうなことについて、これは間違いなくできないと思うところについてはやりません。 関下地区については、今、大手ディベロッパーという話がありましたけれども、まずはやはり地元の人たちが非常に強い意思を示しておられる。いつまであのままにしておくんだと、早く開発をしてくれというふうなことで、そこは前々から既定どおりの道路を広げさせていただきながら、もう物流というふうな形の中で決まっておりますので、償却資産、固定資産等々を含めてくればある程度の形の中でペイができてくる。それから、人流についてもそうですし、交流人口等々についてもやはり活気が出てくるというふうな中で十分に期待できるだろうというふうに思っております。 マイナスになる企業については、過去にも何回か断らせていただいたという状況もあります。明確にこういう形の中で幾ら何年後かにペイするというふうなことについて確かに必要かもしれません。これは私がなかなか踏み切れないのが悪いのかもしれませんけれども、工業団地の開発をして分譲するということに対する私の呪縛といいますか、非常に失敗したときの痛手の大きさというのがありまして、その呪縛からなかなか抜け出せないでいる、財政がひどい状況が非常に長かったというふうなこともあります。 ただし、少し考えさせていただかなくてはいけないのは、ある程度土地が安価な白沢地区辺りに製造業を呼んでくる場合は、これはオーダーメイドではもう駄目なのかもしれないというふうな、そんな思いもあるところであります。インター周辺のところについては割と照会が多い、ただほとんどが物流であります。そういうところについてはオーダーメイド方式でやっていっても十分間に合う部分が出てきますけれども、製造を呼んでこようと思うと、やはり工業団地はある程度造成をしておかないと難しいかなと。大きなお金をかけるのではなくて、ある程度安価な土地を整地をして造成をしていく、そういう形の中であれば十分ペイできる、そういう状況が出てくるのではないかと思いますが、その辺については今後慎重に検討してまいりたいと思っております。 どちらにいたしましても、地域の方々、それから市にとってマイナスな企業というのは誘致するつもりはございません。どういう苦しい状況になってもそこはやはりお断りするところはお断りしたいというふうに思っております。 ○議長(三瓶裕司君) 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) 最後にいきます。 商業施設等の誘致についてですが、本市のように7割強、土地計画区域に入っていてこれから誘致等しようとする地域は用途指定がほとんどされておりません。まず、商業まちづくり基本構想を策定し、各規則等を順次解決していくことになるわけでしょうが、どの段階でこの記録、市民各層の意見を聞くと考えていらっしゃるんでしょうか。 まちづくり基本構想をたたき台としているんですが、荒井の南ノ内地区の測量に入ったことで、いろいろな話が出ています、耳に聞こえてくるんですが、本来ならばこの進出したい企業等の名前があって、それに対していろいろどうなんだとクリアできる面、できない面というのがいろいろ話合いが、各層の話合いを聞いて、それで進めていくという手法になろうかと思うんですが、その辺の進め方、どういうふうに持っていかれようとしているのか、その辺をちょっとお聞かせください。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) インター周辺のほうの開発の、今、測量設計ということで委託をしているところです。これからの市民の意見を聞く場ということでございますけれども、現在、この場所、地区にどういう企業が来るという、企業さんの決定を得ていない状況でございますので、この地区についてまだ決定されていないという状況です。市としては、この箇所について大型の商業施設の誘致を考えております。 このために今、議員のおっしゃった市のまちづくり基本構想ということで策定をしなければならないというふうになります。こちらは県の商業まちづくりの推進に関する条例に基づきますけれども、これにつきましては今後策定ということで決定していくわけなんですけれども、このときにパブリックコメント等を開催しますので、そちらのほうで広く市民の皆さんのほうから意見をもらいたいというふうに思っております。 また、あわせて、この場所には用途設定をしなければならないという部分がありますので、都市計画マスタープランの変更と用途地域設定の見直しということが必要になりますので、このときについても説明会などを開きまして皆さんの意見をお聞きするというふうなことで考えております。また、進出の企業さんが進出を決定するということになれば、そちらのほうの企業さんのほうの説明会などを開催して皆様のほうのご意見をお聞きしてというふうなことを考えております。それぞれの場面に応じまして説明をさせていただきながら皆様の意見を伺い進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) この商業まちづくり基本構想というのは、まだ策定にはなっていないですよね。これをつくる際に各階層とか関係団体とか、そういう承認会みたいなので検討するというパターンは手法としては持たないで、構想策定に進むわけですか。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) まちづくり基本構想の部分では、今、市のほうでたたき台ということで3月に内容の説明をさせていただきました。それで今、商工会等のほうには話をして大体いいだろうというような話にはなっておりますが、今後は近隣市町村ということで広域圏の市町村のほうに説明をさせていただいて、協議をしていく形になりますので、その後、パブリックコメントなりを開催させていただきながらご意見を伺うというふうな形になります。 ○議長(三瓶裕司君) 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) 私としては、国土利用計画ではないですけれども、土地利用に関する話なので、商工会はもちろん、農協、土地改良区、そういうふうないろいろな形の中の団体をもって協議会でこの検討をして構想を立てるという、区長会とか、そういうパターンでないと、その次に構想を立てたから実際の計画にいったときにいろいろ問題が大きくまた出る可能性があるというか、心配があるんですが、都市計画で線引きがないからなんでしょうけれども、先進地等のあれでは、そのエリアの地区計画をつくるという段階でいろいろな団体の中で協議をしてもらってというパターンで市が原案を作成するという流れを取っているところもあるみたいなんですよ。だから、もうちょっといろいろな団体と協議して将来の構想を立てるという手法のほうがいいのではないかと思うんですが、その辺の考えをもう一度お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(三瓶裕司君) 産業部長。 ◎産業部長(渡辺清文君) 今、議員のほうから協議会をつくってやるべきだというふうなお話もございましたが、そういう協議会は今回は考えておりませんでしたので、それぞれ各団体の意見をお聞きしながら進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(三瓶裕司君) 12番、渡辺秀雄君。 ◆12番(渡辺秀雄君) 本来なら企業誘致とか何かというのは、どういう企業が来たいからこういうことでというので、いろいろな周辺の公共施設等の整備とか何かというのが出てくると思うんですが、今般は、今進めようとしているのはどういう企業が来るか分からないけれども、ここを整備してという、なかなか市民としては不安な面があると思うんで、その辺はやはり早く明らかにして、そうするといろいろな要望が出てくると思うんです。そういう企業ではこういうふうにしてもらわなければ困るのではないか、こういう心配があるとかと。そういう形の進め方を要望して、一般質問を終わります。 ○議長(三瓶裕司君) 先ほどの消防団の質問の中で市職員の消防団活動と公務災害時の補償内容、答弁できますというので。 総務政策部長。 ◎総務政策部長(荒川貞伸君) 先ほどは答弁保留をさせていただきまして大変申し訳ございませんでした。 先ほどの市職員と消防団員の万が一の場合の補償ということでございますが、結論を申し上げさせていただきますと、補償内容は同じでございます。なお、市職員は地方公務員災害補償制度、消防団については消防団員等公務災害補償制度というふうなことでございますが、内容は同じでございますので、よろしくお願いしたいと思ってございます。 ○議長(三瓶裕司君) 12番、渡辺秀雄君の一般質問を終わることにいたします。 以上をもちまして、本日の一般質問を終わることにいたします。お諮りいたします。 本日の一般質問はこれをもって終了とし、日程第6日、12月6日は通告6番の一般質問から行いたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(三瓶裕司君) 異議ありませんので、日程第6日は通告6番の一般質問から行うことにいたします。----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(三瓶裕司君) 以上をもちまして、本日の議事日程を終了いたします。 これをもって散会いたします。 ご苦労さまでした。 △散会 午後2時19分...